中村隼人、長谷川平蔵に 来年度NHK大河「べらぼう」 「鬼平犯科帳」モデルの人物役

「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」で長谷川平蔵を演じる中村隼人

　歌舞伎俳優の中村隼人（30）が来年放送のNHK大河ドラマ「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」に出演する。“江戸の出版王”と言われた蔦屋重三郎（横浜流星）の生涯を描く物語で、隼人は長谷川平蔵役を演じる。

　長谷川平蔵は18世紀後半に活躍し、池波正太郎の小説「鬼平犯科帳」などのモチーフになった人物。「火付盗賊改方」として放火や盗賊の捜索や摘発にあたった。フジテレビの時代劇で、2021年に死去した中村吉右衛門さん（享年77）が長年演じたことでも知られる。

　隼人は「時代劇の中でさまざまな世代の方々に親しまれている人物。吉原で放蕩（ほうとう）ざんまいしていた若い頃から演じさせていただくので、格好いい平蔵ばかりではなく意外な一面も見せていきたい」と意気込んだ。

　ほかに石坂浩二（83）、生田斗真（39）らの出演が発表された。