オリックスは自力V復活!! 決勝2ランの西川「何とか取り返せた」12日失策の汚名返上
スポニチアネックス / 2024年7月15日 5時47分
◇パ・リーグ オリックス5―1ロッテ(2024年7月14日 ZOZOマリン)
挽回への思いを胸に秘め、オリックス・西川が夕暮れのZOZOマリンに快音を響かせた。同点の4回無死一塁で右越えへ4号決勝2ラン。この球場での自身初めての本塁打が、22年8月2~4日西武戦以来の同一カード3連敗を阻止し、自力優勝の可能性復活へと導いた。
「1戦目は僕で負けたので。何とか同じカードで取り返せたので良かったです」
12日は左翼守備で飛球を落球し、決勝点献上のきっかけをつくっていた。「(12日先発の)曽谷とかチームに申し訳ないなと思っていた。同じミスはやらないことと、何とか他で取り返せるように」。ロッテ・田中晴のスライダーを一振りで仕留め、3連戦中に汚名を返上した。
6月27日のソフトバンク戦で自打球を右膝に当て、翌28日のロッテ戦を欠場。「痛いとか言っていられないので」と、以降は右膝蓋(しつがい)骨部分を覆うプロテクターをつけて出場を続ける。野球用ではなくロードバイクなどで使われるもので、「これ、いいですよ」との宗の薦めで取り入れた。今季から共闘する新たな同僚とともに、4連覇を諦めていない天才打者。7月は月間打率・313を残しているが「今日もあのホームランだけ。その他は全くゴミみたいなバッティング。何とか(1試合で)2、3本出れば」と飽くなき向上心をうかがわせた。
同一カード3連敗を阻止したのは今季5度目。「たまたまですね」とあっさり語った中嶋監督も、西川の一発には「本当に取り返していくしかないので、みんなが」と目を細めた。西川も呼応するように「何とか波に乗って連勝を伸ばせるように、全員でやっていきたい」と、さらなる浮上を見据えていた。 (阪井 日向)
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