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阪神・岩崎 呉昇桓に並んだ!球団4位の80セーブ 自身も驚き「一個ずつ積み重ねていきます」

スポニチアネックス / 2024年7月15日 5時19分

<中・神>6番手で登板した岩崎(撮影・椎名 航)

 ◇セ・リーグ 阪神6―2中日(2024年7月14日 バンテリンD)

 阪神の岩崎が節目の通算80セーブ目に到達した。試合を締めると、いつも通り表情を大きく変えることなく、女房役・梅野とグータッチ。試合後は自身が打ち立てた数字に驚きつつ、さらなるセーブ量産に意欲を見せた。

 「80?そうなんですか。一個ずつ積み重ねていきます」

 漂い始めた暗雲を、あっという間に振り払った。10回。6―1で5番手として登板した加治屋が1点を返され、なおも1死二、三塁のピンチを迎えた。前日は3点リードを救援陣が逆転されての敗戦だっただけに、岡田監督は守護神の名前を球審に告げた。

 岩崎は、まず板山を直球とスライダーで丁寧に外角を突き、5球目のスライダーで空振り三振に仕留めた。最後は代打・石川昂を143キロの低め直球で詰まらせ、右飛に。完璧な火消し役を演じて今季14セーブ目を手にした。

 大ピンチを乗り切って左腕は「(場面は)どこでも一緒です。楽な展開はないので」と言い切った。点差や状況に左右されないメンタルがあるからこそ、安定した投球を続けることができる。

 80セーブは藤川、山本和、ドリスに次ぐ球団歴代4位。14、15年に阪神に在籍し、「石直球」と呼ばれた威力の強いストレートを武器とした呉昇桓(オ・スンファン=現サムスン)と肩を並べた。石井が「毎回登板直前に、言葉をかけてくださる」と話せば、桐敷も「リリーフで(勝つ)というのは岩崎さんとの合言葉でもある。“とにかく0で帰るぞ”となる」と信頼を寄せるブルペン陣のリーダー。今後も試合を締めるマウンドで、相手打線の前に立ちはだかる。(松本 航亮)

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