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阪神・西勇 再三ピンチも6回1失点「梅野のリード、野手も声かけてくれて、粘り強く投げられた」

スポニチアネックス / 2024年7月15日 5時19分

<中・神>4回、高橋周を投ゴロ併殺に抑えた西勇(撮影・須田 麻祐子)

 ◇セ・リーグ 阪神6―2中日(2024年7月14日 バンテリンD)

 阪神・西勇は再三ピンチを背負っても、最少失点で粘った。6回5安打1失点。4イニングで得点圏に走者を置いても、試合をつくった。

 「梅野のリードだったり、野手のみんなも声をかけてくれたり、何とか粘り強く投げられた」

 4回には大きな試練を乗り越えた。先頭・カリステに左越え二塁打を浴びると、13日に味方投手陣が3安打2打点と痛打された福永にしぶとく粘られた。2―2から実に12球連続ファウル。外角にスライダー、内角にシュートを配して揺さぶったが、右打ちを狙う相手4番は一塁側を中心にファウルを繰り返した。17球目。右腕は二ゴロで振り切った。直後は両足がつり、水を飲んで小休止。再開後は細川に死球を与えたものの、高橋周を投ゴロ併殺に仕留めた。

 「中継ぎ陣がつないでくれて、最後に勝ち切れたのが全て」。4勝目を挙げることはできなかったものの、バットでも3回1死三塁で松葉から中前適時打を放つなど、勝利に大きく貢献した。普段から、自身の勝利数よりもイニング数を大切に考える。チームが延長10回の死闘を制することができたのは、西勇が先発の役割を果たしたからこそだった。

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