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DeNA・佐野 ドカベン岩鬼ばり悪球打ちで菅野KO 首位・巨人の連勝止めて1差追走

スポニチアネックス / 2024年7月15日 5時33分

<巨・D>初回、2点適時打を放つ佐野(撮影・島崎忠彦)

 ◇セ・リーグ DeNA6-0巨人(2024年7月14日 東京D)

 まるで野球漫画「ドカベン」のようだった。岩鬼正美の代名詞「悪球打ち」。DeNA・佐野の菅野攻略には、明確な意図があった。初回無死二、三塁、2球で追い込まれた3球目。顔の高さほどの高めのボール球の直球を左前へ運ぶ、先制2点打を放った。

 「本当に好投手なので、打席の中で1球打てる球があるかないか。その1球をしっかり捉えられるように」

 漫画で岩鬼は、敬遠球を打とうと特訓して身につけた技。読んだことがないという佐野は「どんな球でも何とかバットに当てられるように。先に1点を取ることが大事」と強く思った。「ストライクを打つ」ではなく「打てる球を打つ」。内野陣が深く守っていた守備も頭に入れ「内野ゴロでも1点入る。内野ゴロでいいんだぞ。楽に打席に立てるよう」と自分に言い聞かた。通算47打数18安打、打率・383の菅野キラーにとっては“好球必打”の悪球打ちだった。

 山本の犠飛、桑原の適時打と続いた、初回の4点攻撃。三浦監督は「立ち上がり、最高の攻撃。これで9連戦の最後3試合をいい形で戦える」と称えた。敵地・東京ドームで、菅野に黒星をつけたのは15年8月13日以来9年ぶりで、連敗を10で止めてみせた。

 首位・巨人との3連戦3連敗を阻止し、再び1ゲーム差に迫った。「1球に対する集中力を凄く高く持って菅野さんと対戦できている」。6番から3番に打順を上げた佐野の、さすがの好相性だった。(神田 佑)

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