平田憲聖 同学年対決制して通算3勝 蝉川とプロ初最終日最終組で逃げ切り「特別な1勝」
スポニチアネックス / 2024年7月15日 4時34分
◇男子ゴルフツアー長嶋茂雄招待セガサミー・カップ最終日(2024年7月14日 北海道 ザ・ノースカントリーGC=7096ヤード、パー71)
68で回った平田憲聖(23=ELECOM)が、同学年のライバル対決を制し、通算19アンダーで昨年7月の日本プロ選手権以来の通算3勝目を飾った。蝉川泰果(23=アース製薬)は通算14アンダーの5位。石川遼(32=CASIO)が64で回り通算9アンダーの28位に入った。
勝負強さが際立った。2位に2打差に詰め寄られた13番パー5。池越えの2オンに成功した平田は1・5メートルのバーディーパットをねじ込むバウンスバックで後続を突き放した。「今年は仲の良いプロの優勝をお祝いするばかりだった。それがお祝いしてもらえる立場になった。昨年の2勝より特別な1勝。自信になりました」。昨年の日本プロと同じ北の大地で頂点に立ち「涼しいですし、ご飯もおいしい」と笑った。
オフには筋力アップと体の柔軟性の向上を図り、飛距離が5ヤード伸びた。その成果が13番のバーディーにつながった。同じ関西出身で同学年の蝉川は「意識する存在」。そのライバルをプロ初の最終日最終組対決で退けた。「もっと勝ちを積み重ねたい。終わってみて(賞金王に)なっていたら最高」と決意を新たにしていた。
≪蝉川「ミス多かった」失速5位≫3打差からの逆転を狙った蝉川は後半2ボギーと失速し5位に終わった。「ミスが多かった。体調も良くなくて疲れで体が動かなかった」と振り返った。最終組で回った同学年の平田に逃げ切りVを決められ「想像通りしっかり伸ばしてきた。戦いづらい展開にさせられた。ただそれ以上に自分が納得できるゴルフで上がりたかった」と悔しさをにじませていた。
▼2位・小平智 この成績をプラスにして次につなげたい。(今後は欧州ツアー参戦も視野)
▼5位・宮里優作 昨年は苦しいばかりで、優勝争いしてワクワクすることがほとんどなかったので、幸先良く、少し優勝争いに絡めたのは良かったです。(左膝半月板断裂の大ケガから復調)
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