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3階級制覇王者の名高・エイワスポーツジムがフルマークの判定でスーパーフライ級王座の防衛に成功

スポニチアネックス / 2024年7月15日 5時33分

圧倒的な判定勝ちでスーパーフライ級王座の防衛に成功した名高・エイワスポーツジム(C)RWS JAPAN

 ◇RWS JAPAN(ラジャダムナンワールドシリーズジャパン)(2024年7月14日 千葉・TIPSTAR DOME CHIBA)

 3度目の日本開催となったムエタイのイベントのメインでラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級(52.16キロ)タイトルマッチ3分5Rが行われ、王者の名高・エイワスポーツジム(吉成名高、23=エイワスポーツジム)が同級5位のジョムホート・コースワンタット(36=タイ)を判定3―0で破り、2月に正規王者となってから初の防衛を果たした。ジャッジはいずれも50―44の圧倒的勝利。吉成名高は破竹の32連勝となった。

 13歳年上の対戦相手は、名高が幼い頃から見ていた選手で、通算202勝を誇る猛者。そのレジェンドに対し「挑戦者として迎えるのは感慨深い」と敬意を表していた。互いにサウスポーでテクニシャン。「パンチは強いので、そこは警戒している。スピードは自分が勝っているので、そこを生かしていけば勝機は見いだせる」と語っていたが、その通りの試合展開となった。

 相手の様子をうかがっていた1Rは序盤こそ幾分守勢になったが、ペースをつかむとワンツーなどで攻めた。オープンスコアは三者とも名高の10―9。2Rは積極的にパンチ、キックを出し、相手の攻撃はことごとくダッキングなどでかわして再びポイントを奪った。

 試合が大きく動いたのは3Rだった。終了間際の接近戦で名高が右肘を打ち込むと、ジョムホートは前のめりにダウン。立ち上がったところでちょうど3分となり、相手はゴングに救われた。だが、ここから流れが変わることはなかった。

 4R、5Rともスピードを生かした攻撃で試合を支配した。5Rの2分ごろには相手が戦意喪失。「参った」と意思表示したため、残り1分は両者とも手を緩め、試合終了のゴングが鳴った。

 KO勝利はならなかったが、外国人初のラジャダムナン3階級制覇王者は危なげなかった。相手に全く付け入る隙を与えなかったことで、余計に強さが際立った。

 大会をライブ配信したU-NEXTの解説を務めた元キックボクサーの佐藤嘉洋氏は「最高のキックボクサーというより、最高のムエタイ戦士。タイ人も含めて史上最高のムエタイ戦士だと思う。テクニック、ボディーバランス、スピード、パワーを含めてNo.1。断言します」と最大級の賛辞を送った。

 セミファイナルのラジャダムナンスタジアム認定バンタム級(53.5キロ)タイトルマッチは大番狂わせとなった。挑戦者で同級13位の松田龍聖(りゅうき、18=大原道場)が41連勝中だった王者のクンスックレック・ブームデックシアン(18=タイ)を2R2分40秒、左フックで倒してKO勝ち。プロ13戦目、ムエタイ2戦目で無敗の新王者となった。

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