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巨人に入団した18歳台湾人左腕の初々しい素顔

スポニチアネックス / 2024年7月15日 8時2分

巨人・黄錦豪

 巨人と育成選手契約を結んだ台湾人の黄錦豪(ファン・ジンハオ)投手(18)が6日に入団会見を行った。「1軍の戦力になれるように一生懸命努力して頑張りたいです」と決意を語った。

 “台湾の大阪桐蔭”といわれる名門・平鎮高出身の左腕。1メートル84の長身から最速146キロを投げ、スライダー、カーブ、チェンジアップを操る。今春に練習試合を担当スカウトが視察。癖のないきれいなフォームと伸びしろに魅力を感じ、本人も日本球界に憧れがあったため、入団に至った。吉村禎章編成本部長も「彼のポテンシャルにほれた。将来、左のローテーションの軸になってほしい」と期待した。

 6月に施設見学などのため来日。同21日の東京ドームでのヤクルト戦も観戦し、阿部監督にもあいさつした。指揮官は「めちゃくちゃ緊張してた。顔がひきつるってこういうことなんだなと」と回想。緊張を和らげようと冗談で「日本のチアより台湾のチアの方が、かわいいと思うけれど、どうだ?」と声をかけても、ガチガチ。「その質問にも困ってた。“冗談だよ”っていったけれど」と振り返る。

 「凄い影響力のある選手」と台湾でも有名な阿部監督と対面して、ど緊張だった18歳。入団会見でもシャイでとてもまじめそうな印象を受けた。既にジャイアンツ寮で寮生活をスタートさせて、日本語も勉強中。「相撲を見てみたい」と日本文化にも興味を持つ。野球の将来の目標を聞かれると「MVPを獲りたい」と力強く宣言。初々しい会見の中で、単身で18歳で来日した決意の強さも感じさせた。(記者コラム・青森 正宣)

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