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【玉ノ井親方の視点】大の里は相撲が軽い…体が小さく見える 研究され自分の相撲を取れなくなっている

スポニチアネックス / 2024年7月15日 19時16分

若元春に押し倒しで敗れた大の里(左)(撮影・井垣 忠夫)

 ◇大相撲名古屋場所2日目 ○若元春(押し倒し)大の里●(2024年7月15日 ドルフィンズアリーナ)

 ちょんまげ姿で先場所優勝した大の里が予想外の連敗スタートとなった。

 立ち合いの当たりは悪くなかった。突き放して若元春を土俵際まで押し込んだ。だが、その後が続かなかった。生命線の右を差せず、差し負けて逆に若元春に左を入れられてしまった。

 右を差せないと途端に勢いが出なくなるのが大の里の悪い癖。はたいて体勢を立て直そうとしたようだが、呼ぶ込む形になり簡単に引いて押し倒されてしまった。

 賜杯を抱いたことで、勝たなければとプレッシャーを感じているのかもしれないが、相撲が消極的。調子が上がらないせいか、体つきも先場所より小さく見える。相撲も軽い。

 右が入らないと、右肩が上がって左が下がり、上体が開く形になる。そうなると体勢を崩しやすくなる。今場所は相手にその弱点を突かれている。やはり対戦する力士も入幕4場所目の力士にそう簡単に勝たせる訳にはいかないと研究してくる。

 それを打開するには苦しくても下から右を入れて、半身になって先場所のように前に出ていく相撲を取る必要がある。相手に研究されても自分の型を磨いていくしかない。(元大関・栃東)

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