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広島 3位後退も…小園が孤軍奮闘マルチ安打「結果を求めて毎日やっている」

スポニチアネックス / 2024年7月16日 5時7分

<D・広>7回、二塁打を放った小園(撮影・島崎忠彦)

 ◇セ・リーグ 広島1―6DeNA(2024年7月15日 横浜)

 広島・小園海斗内野手(24)が15日のDeNA戦(横浜)で意地の3試合連続マルチ安打を放った。4回に投前内野安打でつなぐと、7回先頭では右翼線二塁打でチャンスメーク。だが、打線は1点止まりに終わり、左腕・浜口に完投を許した。先発のアドゥワ誠投手(25)も4回を投げてともに今季ワーストの10安打6失点(自責5)と粘れずに3敗目。DeNAと入れ替わって3位に後退した。

 見せ場に乏しい完敗の中で4番・小園が意地を見せた。3試合連続のマルチ2安打をマークし、打率は再び・290まで上昇。横浜では29打数14安打と打ちまくっており、打率・483はマツダを含むセ6球団の本拠地でトップの数字を誇る。

 「やりやすいとかはないです。たまたま。結果を求めて毎日やっているので今後も(続けて)できれば」

 厳しいマークに遭った。2死一塁で打席が回った初回は全5球、インサイドを厳しく攻められて見逃し三振。「(こうした攻めは)なかなかない。予想もしていなかった。勉強になった」。そんな第1打席の嫌な残像にも影響されなかった。

 「感覚的なものはありますけど、気にしないようにしています。前の打席がこうだったから、次はこうだ…っていうのもないです」

 4回無死一塁の第2打席では2球目に内ふところを突かれ、カウント1―2からの外角直球を打ったボテボテの当たりが、幸運な投前内野安打に。先頭打者の7回には「いい入りができた」と言う通り、甘く入ったチェンジアップを捉えて右翼線二塁打とし、チャンスメークした。

 1死後、菊池の遊撃内野安打が敵失を誘って、二塁走者の小園が生還。だが、得点はこの1点のみ。先発・アドゥワが序盤に失った6点がズシリと重く響き、この試合前まで広島戦6連敗中だった浜口に完投を許す結果に終わった。

 「いつも投手は頑張ってくれている。こういう試合は久々でしょう。逆に切り替えて明日(16日)に臨めると思う」

 敗戦を淡々と振り返った新井監督。小園には目を細めて言った。

 「(良くなった)一番はタイミング。しっかり取れているので、自分の間合いでスイングできているよね」

 上位を争うDeNAに先勝を許し、前半戦は残り5試合。19日からは敵地で阪神3連戦も控えるだけに、踏ん張りどころではある。

 「打順はあまり関係ないですけど、ずっと(試合に)出ているので負けたということは自分の責任でもある。そういうのもしっかり受け止めつつ、また明日、切り替えてやるだけかな…と思います」

 開幕からチームで唯一、全80試合に出場する24歳。日々たくましく成長する4番打者は雪辱を誓っている。 (江尾 卓也)

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