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聖望学園の“おかわりくん”中村アラシュ 初回満塁弾など2安打6打点

スポニチアネックス / 2024年7月16日 5時3分

<聖望学園・浦和西>初回に満塁本塁打を放った聖望学園・中村(撮影・佐竹玲菜)

 ◇第106回全国高校野球選手権埼玉大会2回戦 聖望学園14―0浦和西(2024年7月15日 朝霞市営)

 低い弾道で左翼席に突き刺した。聖望学園の中村アラシュ(3年、写真)が初回無死満塁でグランドスラム。イラン人の父を持つ若武者は「弾道が低かったので、よく打球が伸びてくれた」と振り返った。

 「4番・中堅」で出場して2安打6打点。初回の一発は、真ん中の高めに浮いたカーブを強振した。身長1メートル87と恵まれた体格だが、さらなるパワー増を目指して冬場から筋力強化や食事トレーニングをスタート。入学時は82キロだった体重は103キロまで増えた。支えてくれているのは母特製のおにぎり。「1日6個くらい食べている」と感謝する。

 前年王者として挑んだ昨夏は初戦敗退。主砲は「次もコールド勝ちしたい」と見据える。「巨漢」、「中村」といえば体重102キロで歴代最多22本の満塁弾を放っている西武の「おかわり君」こと中村剛。その豪快なスイングは無限の可能性を秘めている。(佐竹 玲菜)

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