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新十両・嘉陽が新十両対決制して初白星「とりあえずよかった」1日遅れで自らの誕生日祝い

スポニチアネックス / 2024年7月16日 6時14分

生田目を突き出しで破った嘉陽(右)(撮影・井垣 忠夫)

 ◇大相撲名古屋場所2日目(2024年7月15日 愛知・ドルフィンズアリーナ)

 西十両13枚目の嘉陽(25=中村部屋)が、西十両14枚目の生田目(22=二子山部屋)との新十両対決を制して関取初白星を挙げた。

 鋭い立ち合いから突き起こして一気に前に出て突き出し。「両手で突いてくる相手だったので中に入って、自分の流れで取れました」と会心の内容を振り返った。前日は25歳の誕生日。自らを祝う1日遅れの関取初勝利に「とりあえずよかったです」と笑顔を見せた。

 夏場所後、二所ノ関部屋から中村部屋に転籍。「10キロ増えました。太った甲斐がありました。走ったりしていたので体力もついた」。ダッシュ系のトレーニングを取り入れた2部制の稽古や1日3食といった革新的な中村部屋の新生活が、早くも成果として表れた。

 初日黒星も、新師匠の中村親方(元関脇・嘉風)から「負けを引きずらないで一日一番ポジティブにいけ」とアドバイスを受けて切り替え。初めての15日間の戦いにも「良い意味で気が抜けない。毎日相撲があるので楽しい」と充実感を示した。

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