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西十両筆頭の阿武剋が2連勝 幕内の土俵で初めての懸賞金ゲット「テレビでよく見ていた」「良い経験」

スポニチアネックス / 2024年7月16日 7時2分

輝(右)を突き落としで破る阿武剋(撮影・井垣 忠夫)

 ◇大相撲名古屋場所2日目(2024年7月15日 愛知・ドルフィンズアリーナ)

 西十両筆頭の阿武剋(24=阿武松部屋)が幕内・輝(30=高田川部屋)を破って2連勝とした。

 立ち合い頭で当たり合うと、狙った左前ミツに手が掛からず一気に押し込まれた。土俵際左へ回り込むと、一瞬早く相手の左足が土俵を割り、物言いが付くも軍配通りで白星をつかんだ。「立ち合い負けて距離ができたので、勝ちを拾った感じ。自分は何もできてないので全然良くないです」。初めて幕内力士から白星を挙げるも、内容には反省しきりだった。

 初めて上がった幕内の土俵。懸賞金を受け取るのも初めてで「テレビでよく見ていた。良い経験ですね」と笑顔を見せた。

 幕下15枚目格付け出しで昨年九州場所初土俵を踏み、まだ十両2場所目。先場所は新十両ながら13勝を挙げ、西十両筆頭まで一気に番付を上げた。新入幕目前の今場所。日体大相撲部で同期だった関脇・大の里(24=二所ノ関部屋)に続く、ざんばら髪での幕内昇進に期待が掛かる。

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