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森永卓郎氏 「生成AIはインチキだって言い続けている」持論を展開 「自分の頭で考えろよって」

スポニチアネックス / 2024年7月16日 11時29分

経済アナリストの森永卓郎氏

 がん闘病中の経済アナリストの森永卓郎氏(67)が16日放送のニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(月~木曜前8・00)にリモート出演。AIブームに対する私見を述べた。

 番組では三井物産が2030年までに5000億円規模を投資し、国内データセンターの資産を1兆円規模に引き上げると伝えた。生成人工知能、AIの普及で需要が伸びていることから投資を拡充する。

 これについて卓郎氏の息子で経済アナリストの森永康平氏はデータセンターについて「元々は通信インフラを支えるもので」「元々はネットの回線が集まってるようなイメージですよね。それが1990年代後半ぐらいから世界中にできてきたんですけれども、ここ最近データセンターというのがめちゃくちゃ熱くなっていると」と紹介した。

 「でここにきてAIブームが来たので、AIの開発とかAIを起動するのにこのデータセンターって使えるんじゃないのって、AIが伸びていくのに合わせて、それを動かすためのデーターセンターは必要ですよねって。今建てるとすぐ使ってもらえるような状況になっているんで、まあ三井物産もこのデータセンターにいろんなところからお金を集めて投資をするし、ついこの間、NTTデータもそういう取り組みをやっているっていうことで。いろんなところがこのデータセンタービジネスにお金を突っ込んでいると」と解説した。

 「結局投資ってギャンブルっぽいところがあるというか、うまくいくかいかないか、うまくいけばもうかるし、みたいな世界ですけど、これに関しては需要が見えてるから、作っちゃえさえすればもう勝ち確っていうか」と康平氏。さらに「国内のデータは国内で管理しましょう、経済安全保障の観点からっていうことで」「AIブームプラスデータ国内で管理しようねって2つの追い風が強烈に吹いてる分野っていうことですね」とも話した。

 これについて卓郎氏は「私は前から言ってるように、生成AIはインチキだって言い続けているんですね」と明言。「なんでもかんでもコンピューターに大量の計算をさせて、答えを出そうとしている、でも出て来た答えはみんな凡庸なんですよ」と言い切った。

 「で、こんなもんがどんどん無限に伸びていくなんてことはあり得ないわけですよ。一方このデータセンターをバンバン建てると何が起こるかっていうと、とてつもない電力を消費するんですね。このデーターセンターのために原発を再稼働しないといけないっていう、本末転倒の動きも今起こり始めていて」と明かすと、「だから私はAIやってる人に言いたいのは、自分の頭で考えろよっていうことなんです。頭で考えれば電気は食いません」と強調した。

 「だからこれからはコンピューターが考えるんじゃなくて、人間が考える、クリエイティビティ―は人間が作るんだって言うのが私の主張です」と明言した。

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