錦戸部屋で3年間不在だった富士泉が前相撲で復帰「一から頑張ります」高校相撲出身の豪聖山に快勝
スポニチアネックス / 2024年7月16日 12時33分
◇大相撲名古屋場所3日目(2024年7月16日 愛知・ドルフィンズアリーナ)
今場所の新弟子検査に合格した4人のうち付け出し2人を除く2人と、先場所合格した外国出身者1人、再出世を目指す3人の計6人による前相撲が始まった。
元三段目の富士泉(20=錦戸部屋)が、21年秋場所以来3年ぶりに土俵に上がった。北海道栄高出身の豪聖山(18=武隈部屋、本名=バータル・ムンクオド)と対戦。立ち合い胸から当たって左右から極めると、得意とする力強い右小手投げを決めた。高校相撲経験のある実力者を破って復帰の土俵を飾り「けっこううれしい」と笑顔を見せた。
山梨県出身で、小学6年生の白鵬杯でベスト8に入った実績を持つ。小学生の頃から交流があった錦戸部屋に16歳で入門し、21年初場所で初土俵を踏んだ。序ノ口を1場所、序二段を3場所で通過して21年九州場所、17歳で三段目昇進を果たした。しかし、腰のヘルニアと右膝のケガで同場所から休場。22年名古屋場所からは番付外に落ちた。
長期休場中は、実家に帰って治療に専念。番付外より下がることはないため、焦らずに完治するまで時間を費やした。錦戸部屋に籍を置きながら部屋には約3年間不在だったため、周囲から「引退したのでは?」との噂もあった。それでも師匠の錦戸親方(元関脇・水戸泉)とは2日に1回の頻度で連絡を取っており、本人は「ずっと復帰したかった」という。その証拠に、髪は伸ばしたままでこの日もしっかりまげを結っていた。
今場所前から錦戸部屋に合流。十両・水戸龍(30)ら3人の所属力士とともに基礎運動などの稽古に励み、21年秋場所千秋楽以来1024日ぶりの取組を迎えた。「来年までに幕下まで行きたい。もう一回、一から頑張ります」。空白の3年間を経てもまだ20歳。ここからが力士人生のスタートだ。
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