“船橋ダービー”は市船に軍配 2年生・花嶋がV弾含む2発

＜市船橋・船橋＞市船橋先発の川崎（撮影・松永　柊斗）

　◇第106回全国高校野球　千葉大会3回戦　市船橋6―5船橋（2024年7月16日　県総合SC野球場）

　2年ぶりの甲子園出場を狙う市船橋が船橋に1点差で勝利し4回戦進出を決めた。

　ともにJR総武線の東船橋駅が最寄り駅の“船橋ダービー”。夏の大会で対戦するのは12年3回戦以来12年ぶりだった。

　試合を決めたのは3番・花嶋大和（2年）だ。5―5の8回1死から高めのスライダーを強振。打球は左翼席に突き刺さった。3回に続く自身初の1試合2本塁打に生還後、ベンチ前で「ヨッシャー」と雄叫び。「普段はあまり叫んだりしないんですけど思わず声が出た」と笑顔を見せた。

　春の県大会で2回戦敗退のため、今夏は19年以来のノーシード。次戦は習志野―東京学館浦安の勝者と対戦予定。挑戦者となった市船橋は手強い。