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【高校野球】智弁和歌山が初戦をコールド発進 昨年の悪夢を1年生弾で払拭

スポニチアネックス / 2024年7月16日 14時47分

<智弁和歌山・笠田> 4回2死、智弁和歌山・松本は左越えソロ本塁打を放つ (撮影・後藤 大輝)

 ◇全国高校野球選手権和歌山大会2回戦 智弁和歌山7―0笠田(2024年7月16日 紀三井寺球場)

 智弁和歌山が夏初戦をコールド勝ちで発進した。

 昨年は初戦の2回戦で高野山に2―4で敗れており、智弁和歌山の中谷仁監督は「初戦の硬さがあって、序盤はゼロ、ゼロ、ゼロ。勝てて良かった」と自身も緊張感があったことを明かした。

 4回先頭打者の3番・奥雄大左翼手(2年)が右越えに先制アーチをかけると、二死三塁から7番・松本虎太郎(1年)が左越えに2ランを放って続く。1年生のアーチが呼び水となって5回、7回に連打を浴びせて7―0。笠田(かせだ)に7回コールド勝ちした。

 1年生の松本にとっては公式戦初本塁打。練習試合を合わせても2本目のアーチだ。「先に点が入っていたので楽に打席に立てました。自分は長打を打つタイプではないので、常にセンターライナーを意識して打席に入っています。真っ直ぐを待っていたらスライダーが来たのでポイントが前になってレフトに飛びました」と冷静に振り返る。中谷監督は「高いレベルで切磋琢磨しながらレギュラー争いしている中で、打つことでスタメンにいる」と評価する。

 昨年初戦で敗れたチームを見て「自分が高校に入ったら甲子園に出てやる」と決めていた松本。屈辱の昨年を味わっていない新戦力が加わって、智弁和歌山の夏の必勝ロードが始まった。

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