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元巨人の安打製造機・篠塚和典氏 生涯最高の速球投手問われ即答「プロに入っても…感じなかったですね」

スポニチアネックス / 2024年7月16日 16時9分

15日の巨人―阪神OB戦の3回、安打を放つ篠塚氏(撮影・藤山 由理)

 “安打製造機”と呼ばれた元巨人のレジェンド・篠塚和典氏(66)がBSフジ「プロ野球 レジェン堂」(火曜後10・00)にゲスト出演。これまで対戦した投手で「一番速い」と感じた投手について語る場面があった。

 篠塚氏は中学3年生の時に地元の銚子商(千葉)と作新学院(栃木)の練習試合を見学。「もう体格からお尻(の大きさ)、本当に高校生かなっていう、見てて度肝抜かれましたね。そのピッチングに、球の速さに」と当時作新学院2年だった江川卓氏に圧倒されたという。その試合で江川氏が24奪三振をマークしたのを目撃し、「前に3つしか飛ばなかった」と衝撃を語った。

 1973年に銚子商に入学し、春の関東大会で作新学院と対戦。「その時も20三振ぐらい食らった。僕は1本打ったんです」と1年生ながら江川氏からヒットを記録した。その後練習試合でも江川氏からヒットを打ったという篠塚氏は、「最初にバッターボックスに入ってタイミング取った時に自分がテイクバックして行こうかなと思った時にもうズドーンと入ってきた。こういうタイミングじゃいけないっていう、自分が泳ぐぐらいの感じで行ってちょうどいいだろうと思って行ったら詰まって、それがショートとセカンド、センターも追っかけてって真ん中にポトッと落ちたんですよ、テキサスヒットで」と振り返った。

 「それ以降、僕はプロに入って“速い速い”というピッチャーいましたけど、それは感じなかったですね、速さはまったく」とプロで対戦した中でも江川氏ほどのスピードを感じた投手はいなかったと告白。番組MCのフリーアナウンサー・徳光和夫から「シノさんの野球史の中ではナンバーワン快速投手は江川ですか?」と聞かれると、「もう、江川さんですね」と即答した。

 番組は9日に放送された。

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