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【高校野球】和歌山の名門・桐蔭が完封発進 岡本和真のバントヒットが先制点を演出

スポニチアネックス / 2024年7月16日 18時19分

<桐蔭・和歌山工> 試合に勝利し、あいさつへ向かう桐蔭ナイン (撮影・後藤 大輝)

 ◇全国高校野球選手権和歌山大会2回戦 桐蔭4―0和歌山工(2024年7月16日 紀三井寺球場)

 夏20回出場で、一昨年の準優勝校・桐蔭が完封勝ちで初戦を突破した。

 矢野健太郎監督は「ほとんどの回で先頭打者を出す苦しい展開だった。点をやらない、粘り強さを出せたのは良かった」と振り返る。「10番」を背負う2年生の中尾綾佑(りょうすけ)投手に先発を任せたが「夏の初戦で先発は初めて。初回から力が入りすぎて上ずった」と反省する。MAX142キロの右腕だが、この日の真っ直ぐは130キロ台。6回を無失点に抑えているが、3併殺を完成させた守備陣に助けられた。「次は先頭打者をしっかり抑えたい」と言葉に力を込めた。

 また、巨人の主砲と同姓同名の5番・岡本和真左翼手(3年)は“本家”と異なり2回に絶妙な三塁線バントヒットを決めて先制点を演出。「名前が名前なんで、覚えてもらえるのはありがたいです。本当の売りはバッティングなので、次の試合も積極的に打っていきます」と話した。ちなみに本塁打は「練習試合で2本」(岡本)とのこと。最後の夏で本家のようなアーチを描けるか、期待がかかる。

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