伊藤洋輝がバイエルン・ミュンヘン入団会見「タイトルのために全力をささげたい」

伊藤洋輝

　サッカーのドイツ1部バイエルン・ミュンヘンに移籍した日本代表DF伊藤洋輝（25）が16日、入団会見に臨んだ。前日からチームに合流してフィジカルテストに臨んだ伊藤は「初日から選手もスタッフも暖かく迎えてくれた。テストの時もロッカーでも選手のみんなが話しかけてくれたのでなじめたと思う」と振り返り、FWニャブリからおすすめの日本食レストランを紹介されたという。

　シュツットガルトでセンターバックやサイドバックもこなしてきた中、新天地でのポジションに関し「役割としてはボールの配球というところが持ち味でもあり、求められている部分だと思う。前線に力がある選手がいるので、そこにうまく安定した配球ができるようにやっていきたい」と発言。「いろんなポジションができるというのが持ち味。（左サイドバックの）アルフォンソ・デービスとはプレースタイルが違うけれど、お互いの良さを発揮できれば」と訴えた。

　今季から就任したコンパニー監督とはこれまでメディカルチェックと契約の際に電話で会話。「昨日も名前をどう呼んだらいいかなどのコミュニケーションを取った。サッカーに関してはボールをつないで攻めていくスタイルと思うので、自分の良さが出せるんじゃないか」と期待した。

　昨季まで3季在籍したシュツットガルトは3位だったBミュンヘンを上回る2位に躍進。いずれも欧州チャンピオンズリーグに出場する中でBミュンヘンに移籍した理由を問われると「シュツットガルトでの3年間があったからこそ、Bミュンヘンという世界でも有数のビッグクラブに挑戦できるチャンスを得られた。シュツットガルトでの3年間には感謝している。でも、これからはBミュンヘンでのタイトルのために全力をささげていければ」と力を込めた。