滝川二が4回戦進出 女子ゴルフでメジャー制覇の古江先輩に続け! “ゴルフ打ち”で上田が適時打

＜滝川二・篠山産＞初回、先制適時二塁打を放つ滝川二・上田（撮影・北條　貴史）

　◇第106回全国高校野球　兵庫大会3回戦　滝川二6―4篠山産（2024年7月16日　尼崎ベイコム）

　昨夏4強の滝川二が、先輩の劇的Vに負けず劣らない激戦を制した。14日にフランスで開催された米女子ゴルフツアー・エビアン選手権でメジャー初制覇を果たした古江彩佳は同校ゴルフ部出身。先輩の活躍に続くべく、同点の8回1死満塁で「5番・二塁」の上田拓海（3年）が右前へ、4安打目となる決勝打を運んだ。

　「安打が続いていたので打てる気しかしなかった。力を抜いて自分の打撃をしようと思っていました」

　バットを上から出すスイング軌道を意識すべく、打席前には上から極端に叩きつけるようにして振る「ゴルフスイング」を試すことがある。「ゴルフ打ちはイチローさんもよくやっているので、ネクストでまねをしたりとかしています」。初回2死一、二塁ではチェンジアップを豪快に振り抜き、右翼フェンスに直撃させる先制二塁打を決めた。ドライバーで振り抜いたような角度で上がった一打に「力むと、こすってフライになる」とゴルフのスイングのように肩の力を抜いて大暴れした。