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規定打席へ初到達あと4、広島・矢野 GG賞いける 高い守備力の菊池と12球団屈指の二遊間

スポニチアネックス / 2024年7月17日 5時47分

ノックを受ける広島・矢野(撮影・島崎 忠彦)

 広島・矢野雅哉内野手(25)が一つの目標を射程圏内に捉えた。17日のDeNA戦(横浜)で4打席立てば、シーズン途中ながらプロ4年目で初めて規定打席に到達する。レギュラーの証と言われ、遊撃の定位置をつかみつつある今季、そのまま完走すればゴールデングラブ賞だって見えてくる。「規定(打席)というよりも、試合に出続けることを一番に目指したい」と力を込めた。

 開幕から必死に積み上げてきた数字だ。矢野は、自身が置かれた状況を理解していた。「7番・遊撃」で先発予定だった16日のDeNA戦が雨で流れたものの、17日に4打席立てばプロ4年目にして初めて規定打席に到達する。

 「分かっています。でも、そんなこと考えず、一日一日を頑張ろうという思い。レギュラーを獲れば自然についてくるものだと思うので、試合にずっと出続けることを一番に目指さないといけない」

 守備力と強肩、俊足が持ち味の左打者。菊池と組む二遊間は、12球団屈指との世評を得る。今季は開幕スタメンこそ逃したものの、チームが守り勝つ野球を掲げる中で先発機会が飛躍的に増えた。9個の盗塁数も既に自己最多を更新する。

 「もっとできることもある。自分の持ち味をどんどん出していけたらいいかな…と」

 もっとできること…の一番は、課題の打撃を指す。今季は出場74試合で打率・233、0本塁打、13打点。確実に成長を遂げてはいても、もうワンランク上の数字がほしいのも事実。ただ現状は、手応えめいたものを感じてもいるようだ。

 「今の状態をもう少し前に見つけることができていれば、もっと率が安定して残せたんじゃないかな…と。入りとか悪くないので」

 新井監督は、矢野の規定打席到達が目前と知り「矢野があと4打席で?矢野が?」と仰天。「今の立ち位置は、彼が自分自身でつかんでいるもの。打撃も少しずつ上達しているし、(1年が)終わった時に規定に到達しているか否かが凄く大事だと思うので、引き続き頑張ってもらいたい」と背中を押した。

 もちろん、矢野自身もそのつもりだ。

 「それが一番の形だと思うので、今は規定がどうとか考えず、試合に毎日出してもらうためにできることを考えたいと思います」

 遊撃のレギュラー獲りへ、千載一遇の好機到来。初の規定打席をクリアした先に、ゴールデングラブ賞獲得の栄誉も見えてくる。(江尾 卓也)

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