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阪神・岡田監督 走塁に吐き捨てるようにつぶやく「何回サインを出しても走らん。ひどいな、何もでけへん」

スポニチアネックス / 2024年7月17日 5時17分

<巨・神>8回、二ゴロに倒れた佐藤輝(左)の奥で厳しい表情の岡田監督(撮影・藤山 由理)

 ◇セ・リーグ 阪神1-2巨人(2024年7月16日 東京D)

 また才木を援護できなかった。得点は、2点を追う2回に小幡の左前適時打で挙げた1点のみ。右腕の登板日が火曜日に移ったこの4試合、登板中にスコアボードに「0」以外の数字を刻めたのは、この1点だけだ。山崎伊を攻略できず、4番の佐藤輝は「際どいところを攻めてきたんじゃないですか」と悔しさを押し殺した。

 開幕から火曜日に苦しんでいる。曜日別の得点(月曜日除く)はワーストの26点で、1試合平均1・7点にとどまる。先発に白星を付けられたのは、火曜日15試合中、村上の2勝だけ。エース級を打てていない現状が浮き彫りになった。

 5回2死一、二塁、打者大山の場面で、二塁走者・野口がけん制死したこともあり、岡田監督は「どんだけミスしてんの」と嘆いた。それ以上に舌鋒(ぜっぽう)を鋭くしたのは、盗塁について。吐き捨てるように、こうつぶやいた。

 「何回サインを出しても走らん。ひどいな、何もでけへん。走ったらええねん。別にセーフになれって言うてない。走れのサインやから。ヒットがバンバン続くかい。打率を見てみい。打てへんやんか。少ないチャンスで点取らなあかんのに」

 4回から8回まで、5イニング連続で2死から安打が出た。小幡、中野、代走・植田を一塁に置いた4、7、8回に動きたかったとみられる。3回無死から右前打で出た近本には、最も仕掛けてほしかったのかもしれない。しかし、今月は盗塁を11回試みて7回失敗したチーム事情が足かせになったか、スタートを切る選手はいなかった。試合前時点でリーグトップの盗塁阻止率・478を誇る岸田の存在も、ためらいを誘った可能性がある。

 「変わらん、変わらん、何百回(走れと)言うても変わらん。俺はサインを出すだけやから、(なぜ走らないかは)知らんがな、俺は走る方ちゃうから」

 打てず走れず、勝てば5月27日以来50日ぶりに首位に立つチャンスを逃した。(倉世古 洋平)

 ○…阪神は今季東京ドームの巨人戦8試合で3勝5敗の勝率.375。この日を含めて先制を許した4試合は、試合途中の同点、逆転もないまま敗れている。

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