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大野豊氏 もいったいない立ち上がりの阪神・才木、最大の武器である角度ある直球を生かすべき

スポニチアネックス / 2024年7月17日 5時17分

<巨・神>力投する才木(撮影・大森 寛明)

 ◇セ・リーグ 阪神1-2巨人(2024年7月16日 東京D)

 【大野豊 視点】才木は初回に2失点しただけだったが結果的にもったいない立ち上がりとなった。先頭・丸に中前打されたのも1死一、二塁で岡本和に先制の左前打されたのもスライダー。確かに今年はスライダーの精度が上がっている。変化球を投げたらダメなのではなく、最大の武器である角度ある直球を生かし切れていない。特に岡本和に投じた5球はフォークとスライダーだった。

 その初回に38球を擁するスタートで計3度の満塁機を迎えたが追加点を許さず8回まで一人で投げきったのはさすがだ。今の時代、特に指名打者制のないセ・リーグでは珍しい負け試合の完投。7回先頭の打席に立つなどベンチの信頼も厚く、後半戦もエース格としての期待は大きい。

 攻撃では4回から5イニング連続で安打を放ったが、すべて2死からで、これでは作戦も限られる。走者はスタートも切らなかったし、そのそぶりも見られなかった。投手力のいい巨人や広島と戦う時は多くの接戦が予想されるだけに、塁上からのプレッシャーをかけることもなく1点差を逃げ切られたことが気になる。才木はチームの連敗を何度もストップさせてきたが、逆に才木に黒星をつけさせてしまうようでは不安でしかない。(スポニチ本紙評論家)

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