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横浜隼人・沼井 2戦連続完投!3安打2失点の最速145キロ 8球団19人のスカウト集結

スポニチアネックス / 2024年7月17日 5時2分

<横浜隼人・横浜創学館>横浜創学館相手に2失点完投勝利を挙げた沼井(撮影・柳内 遼平)

 ◇第106回全国高校野球選手権神奈川大会4回戦 横浜隼人4-2横浜創学館(2024年7月16日 等々力)

 今秋のドラフト候補で最速150キロ右腕の横浜隼人・沼井伶穏(れおん=3年)が、3安打2失点で2試合連続完投勝利を挙げた。

 「レベルの高い相手にしっかり投げきることができました」

 雨が降る悪条件ながら4回まで完全、6回まで無安打投球。最速145キロをマークした直球とフォークの2球種で9回まで投げきった。9番打者ながら2回には3点目となる右中間を破る適時三塁打。8球団19人のスカウトが大集結し、ヤクルト・小川淳司GMは「バネがあり身体能力が素晴らしい。一球、一球の質が良い」と投打で存在感を放った逸材を高く評価した。

 16日は18歳の誕生日で、初回の登板時には応援団からバースデーソングが流れた。ナイジェリア人の父、日本人の母を持つ1メートル86、85キロの右腕は「あれだけの人たちが自分たちを応援してくれている。絶対勝たないといけない」と期待に応える勝利に胸を張った。(柳内 遼平)

 ≪プロ注目147キロ右腕・鈴木 好救援も逆転ならず…≫横浜創学館はプロ注目の最速147キロ右腕・鈴木圭晋(けいしん=3年)は0―4の5回から救援し、4イニングを無安打無失点で2奪三振。しかし、逆転勝利には至らず「ピッチングは良かったんですけど、チームとして勝ちたかった。悔しい」と肩を落とした。試合後には育成指名でも入団する強いプロ志望を明かし「自分の夢。1軍で投げられる投手になりたい」と語った。

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