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金足農4強 吉田輝星の弟・大輝が連続完封 “兄超え”連続無失点21回に伸ばした

スポニチアネックス / 2024年7月17日 5時2分

<金足農・本荘>9回、侍ポーズを披露した金足農・吉田(撮影・村井 樹)

 ◇第106回全国高校野球選手権秋田大会準々決勝 金足農2-0本荘(2024年7月16日 さきがけ八橋)

 孤独なマウンドで、不安にも重圧にも勝った。オリックス・吉田の弟で最速145キロ右腕の金足農・吉田大輝(2年)が、6安打6奪三振で2試合連続の完封勝利。連続無失点を21回に伸ばした。

 「ピンチには強い方なので、自分の球を信じて投げ続けました」

 過去2試合で228球を投じ、3回戦から中2日。気温も30度を超える過酷な環境もあり「足が震えるぐらい緊張してました」というが、投球は冷静だった。直球の走りが良くないと感じると変化球主体にモデルチェンジ。打たせて取る投球で「悪くても攻撃の流れはつくりたかった」と走者なしでもクイックを織り交ぜ、打者のリズムを狂わせた。

 リミッターを解除したのは8回。先頭の四球から2死一、二塁とし5番打者を迎えた。「スイッチが入った」と強気に直球を続け、3球目にこの日最速の143キロを計測。最後も直球で二ゴロに打ち取り「死ぬ気で投げました」と笑った。最終回は兄の代名詞だった「侍ポーズ」を初戦以来2試合ぶりに披露。観客も味方に付け3者凡退、128球で準決勝進出を決めた。

 18年夏の甲子園準優勝の兄は、秋田大会で3完封を含む全5戦で完投勝利。弟もこれで3試合連続完投となったが、兄が達成しなかった連続完封で、2回戦の8回からゼロが続く。

 常に“兄超え”を掲げる右腕。「兄さんは全部投げて優勝したのでそこは負けたくない」。夢舞台まであと2つ。憧れの兄が“マウンドは俺の縄張り”と言った場所を、譲るつもりはない。(村井 樹)

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