横浜のスーパー1年生・小野 また3回完全！5Kで圧倒 バットでも魅せた2安打1打点

＜麻溝台・横浜＞3回完全の投球を披露した横浜・小野（撮影・鶴田　杏子）

　◇第106回全国高校野球選手権神奈川大会4回戦　横浜15－0麻溝台（2024年7月16日　サーティーフォー相模原）

　横浜のスーパー1年生左腕・小野舜友（しゅんすけ）が、2戦連続の3回完全投球を披露した。

　「自分なりの調整で試合に向けていいアップができたので、いい投球ができたと思う」

　初戦だった9日の座間総合戦以来の先発。雨で開始時間が遅れたが「普段から雨の練習も経験している。試合になれば関係ない」と、前回の反省を生かし立ち上がりからギアを上げた。5三振を奪うなど3回打者9人を完全に抑え、これで今夏は計6回を完全投球。9日は決勝打を含む3安打だった打撃でも、2安打1打点と躍動した。5回は「9番・遊撃」で出場していた元U15日本代表で同じ1年生の池田聖摩（しょうま）が登板し、3者三振。ジャベリックスローで全国大会出場経験もある最速143キロ右腕は「投げたくてうずうずしていた。自信につながる」と笑った。

　下級生が躍動する投手陣はこれで3試合計19回を無失点。小野は「目の前の一試合一試合、自分の力でチームに貢献できたら」と油断はなかった。（鶴田　杏子）