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【全英オープン】久常涼 古江彩佳メジャー初Vに刺激 悔しい五輪代表争い終え「僕もメジャー頑張りたい」

スポニチアネックス / 2024年7月17日 6時50分

久常涼

 男子ゴルフの今季メジャー最終戦、全英オープンは18日から4日間、英国トルーンのロイヤルトルーンGCで開催される。

 今大会初出場の久常涼(21=SBSホールディングス)は「対応力がより求められるなと凄く感じるので、技術もそうですけど柔軟にプレーできればいいかな」と意気込みを語った。

 前日にはマスターズ覇者の松山英樹と練習ラウンドを回って調整。その日はリンクス特有の海風がない中でのプレーとなったが「“風でまた変わりますよね”っていう話をしながらだった」と振り返る。そしてこの日は、中島啓太、木下稜介、川村昌弘とともに日本勢4人組で練習ラウンドを回り、入念にコースを確認。硬いフェアウエーを警戒しながら「なかなかショットでつけるのは難しいと思う。パッティングが重要になってくる」と話した。

 同じヨーロッパを舞台とした、前週のエビアン選手権では古江彩佳(24=富士通)がメジャー初優勝を飾った。「僕もオリンピック出れなかったし、古江さんも悔しかったでしょうから、凄くそういう方が優勝されて良かったなと思う」。パリ五輪出場が惜しくも叶わなかった2人。同じ境遇の古江が優勝したことで、久常自身も大きな刺激となった。

 パリ五輪が行われるル・ゴルフ・ナショナルは昨年、フランス・オープンで欧州ツアー初優勝を飾った思い出の地。パリへの思いは強かったが「フランスは縁がある地だと思ってたんですけど、今回はオリンピック出れなかった。主戦場であるPGAでもう少し頑張れよっていう意味合いもあるんだろうなと思った。やっぱりそこは僕もメジャー頑張りたいなと思った」と必死に前を向く。

 欧州ツアーから主戦場を移し、今季が米ツアー参戦1年目の21歳。メジャーの舞台で躍動し、古江と同じようにヨーロッパで五輪の悔しさを晴らす。

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