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MLBコミッショナー 来春キャンプでロボット審判導入の可能性示唆 昨年は3Aの試合で試験導入

スポニチアネックス / 2024年7月17日 6時50分

ドラフト会議でスピーチするMLBのマンフレッド・コミッショナー(AP)

 大リーグ機構(MLB)のロブ・マンフレッド・コミッショナー(66)が16日(日本時間17日)、オールスター戦が開催されているテキサス州アーリントンで取材に応じ、来春のメジャーキャンプでロボット審判導入の可能性について言及した。

 米スポーツ専門局「ESPN」は「メジャーリーグは来年の春季キャンプ中に、チャレンジシステムの一環としてロボット審判のテストを行い、早ければ2026年にもボールとストライクの自動化を実現したいと考えている」と伝えた。しかし、マンフレッド・コミッショナーは、メジャーでテストする前に解決しなければならない「ストライクゾーンの定義をめぐる技術的な問題」があると語った。

 MLBは過去5年間、マイナーリーグレベルで自動ボールストライクシステム(ABS)の実験を行っており、2023年には3Aのすべての球場で使用を開始した。当初は、試合の半分ですべての判定にABSを使用し、残りの半分でチャレンジシステムを使用していたが、MLBは6月25日にチャレンジシステムのみに移行した。チャレンジシステムでは球審が通常通りボールとストライクを判定し、チームは限られた数の判定を再確認できる。

 マンフレッド・コミッショナーは「ほぼ100%」が選手のフィードバックに基づいていると述べた。選手たちはフルABSよりもチャレンジシステムを好む傾向にあるという。マンフレッド・コミッショナーはさらに、ABSの精度は「100分の1インチまで正確」であり、ボールの軌道に関する技術は「完璧」だと付け加えたが、まだ完全に準備が整っていないと話した。

 また、マンフレッド・コミッショナーは「昨年の変更から学んだことの一つは、少し余裕のある時間が不足するよりも良いということ。そして、それは単に、何かをメジャーリーグに導入する際に、正確さを確保するために必要なことです」とした。

 大リーグ選手会のトニー・クラーク専務理事は、全米野球記者協会とのセッションで「関心が全くない選手もいれば、チャレンジシステム自体に関係しているストライクゾーンがどのように考慮されるのか、それがどのように見えるのか、どれだけ一貫性があるのか、球場でWi-Fiがダウンしたり、技術的な問題が発生した場合にどうなるのかといった懸念を持つ選手もいる。これらの問題はマイナーリーグの球場では見られている。私たちはメジャーリーグの球場でその日の試合の信頼性やそれに関連する判定について疑問が多くなるような状況になりたくありません」とコメントしている。

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