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今永昇太「大谷君が3ラン打ったので…」夢の球宴で1回パーフェクト!「何とか無失点で終えたいなと」

スポニチアネックス / 2024年7月17日 10時47分

4回から4番手で登板した今永昇太(撮影・西尾 大助)

 ◇オールスター・ゲーム ナ・リーグ―ア・リーグ(2024年7月16日 アーリントン)

 カブスの今永昇太投手(30)が16日(日本時間17日)、米テキサス州アーリントンで開催されたオールスター戦で4回から4番手で登板。メジャー1年目で夢の舞台のマウンドに立った。

 赤、黄、青のラインが入った球宴特別仕様のソックスでマウンドに立った今永はいきなり、ゲレロと対戦。3球目の直球がファウルになると、ゲレロのバットが吹っ飛びスタンドからは驚きの声。ゲレロを92・5マイル(約148・9キロ)の直球でニゴロに打ち取った。

 次打者でオリオールズの正捕手・ラッチマンは低めスイーパーで空振り三振に、昨季世界一のレンジャーズ・セミエンはフルカウントまで粘られたが左直に打ち取り、最後は自ら拍手するようにグラブを叩いた。

 この日は自慢のスピン量の高い直球でファウルで差し込む場面が多く見られた。

 登板後、インタビューに応じた今永は「4回までがすごくあっという間で何とか無失点で終えたいなと思って投げてました」と汗を拭った。

 そして「緊張はそこまでしなかったけど、せっかく大谷くんが3ランホームランを打ってくれたので僕が点取られて負けるわけにはいかないと」と気合が入ったと明かした。

 球速については「欲を言えば、もう少し球速が出てればうれしかったですけど、リラックスして高めの真っ直ぐでファウルが取れてたので後半戦にも生きる登板だったと思います」とした。

 後半戦に向け「プラスアルファをもたらせる投手になりたいと思うので、勝つだけじゃ無なくて長いイニングを投げて勝つだとか、監督の期待に応えられるそういう投球がしたいです」と意気込んだ。

 前日会見では一番対戦したい打者として「アーロン・ジャッジ選手」と即答。「どの数字を見てもゲームの世界のような数字が並んでいる。ジャッジ選手の構えを見た時に投げる場所がないなって少し感じている。普段のシーズンと変わらない配球で投げたいなと思う」とヤンキース主砲との対戦を待ち望んでいた。ただ、この日は7番打者からの対戦で4番・ジャッジとの対戦はお預けとなった。

 メジャー1年目の今季はここまで17試合に登板し、8勝2敗、防御率2・97と好成績を残している。

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