【コスプレ図鑑】母娘の絆が生んだ「ユリカ様」！猫乃うた『アイカツ！』藤堂ユリカ 本番当日まで作り込んだ理想のツインテール

猫乃うた『アイカツ！』藤堂ユリカのコスプレ写真を公開

　コスプレイヤーの猫乃うたさんが『アイカツ！』の藤堂ユリカのコスプレ写真をＳＮＳに公開した。今回の作品は「LoLi GoThiC ナイトメアカプリコーンコーデ」だ。

　会場で〓観客〓の視線を奪い去った一人の女性。豪華なドレスに身を包み、アイドルオーラを放つのは「ユリカ様」になりきった猫乃うたさんだ。青と白のハーレクイン模様のドレスに、オレンジのリボンが鮮やかに映える。スカートの端には金色のベルが揺れ、背中には青いバラがあしらわれた優雅な翼が広がる。シリーズでも不動の人気を誇るゴスロリアイドルが現実の世界に飛び出してきたようなハイクオリティーな作品だ。

　カメラマンのひみ氏（@himi_pi）によって撮影された一枚が公開されると、猫乃うたさんのフォロワーからは「小さい頃から大好きなユリカ様が実在してる。この方のゴスロリちゃんも大好きなんだよなぁ」「ユリカ様のゴスマジックコーデも好きだけどナイトメアカプリコーンコーデも最高めちゃんこ好き」「ほんとにユリカ様様すぎて圧巻…ほんっとにドレスもウィッグも全部が愛こもっててスゴすぎる」といった声が寄せられ、その完成度の高さに驚きと称賛の声が絶えない。

　「こだわりポイントは全部です！」と胸を張る猫乃うたさんが子細に解説する。

　【衣装】「母が本家を目指して試行錯誤した衣装と翼。このお写真には写っていませんが、ブーツカバーは初めての造形だったので悩まされていました。それでも最終的には最高の仕上がりになっていて、母の凄さを改めて実感しました。母曰く、プレミアムドレスの特別感を出す為に、サテン生地にキラキラした生地を重ねたりと生地の質感にこだわったそうです。」

　【ウィッグ】「ところどころ母に手伝ってもらいながら制作しました！余談なのですが、ユリカ様はコスプレ自体を始めたばかりの頃に何度かコスプレしていて。その時は全く納得のいかないウィッグになってしまったんです。それもあって、リベンジに燃えていました！

　特にこだわったのは結い上げ方法とツインテールの形、前髪の角度と位置です。今回はロングウィッグをワッフルアイロンでふかして、毛束を全て根元から切って、のりやボンドを駆使して1から貼り付けてみました。こうすることで綺麗に透けない結い上げができました。

　ツインテールの部分は理想の形になるようにワイヤーを仕込んでいます。その型紙に毛束を貼り付ける作業が想像以上に難しく時間がかかってしまい、イベント当日の朝方まで母と作っていました！笑。ユリカ様の前髪は、アーチ型で若干オン眉なところが可愛いのですが 以外に再現が難しくて。自分の顔との比率など何度も被って切ってを繰り返していました。結果、自画自賛できてしまうほどに本家に近い前髪ができて嬉しかったです！」

　【メイク】「毎回こだわっていますが、今回はいつも以上に力を入れました。ユリカ様は猫目でつり眉なのが印象強いのですが、私の再現したいユリカ様は当時中学3年生。ステージの上のユリカ様を再現するとはいえ、コスプレメイクをガッツリ施すのはイメージと違うのでシャドウやハイライトを駆使し、陰影で顔立ちを表現しました。特にまつ毛は、流行りの束感まつ毛ではなくセパレートのイメージなのでいくつか試して、1番合うつけまつ毛を使いました」

　【ポージングと表情】「1番のこだわりはポージングや表情などの立ち振る舞いです。私が今回コスプレしたのは『アイカツ！』シーズン2の89話に登場するユリカ様。シーズン1からのユリカ様の成長が1番見られる回であり、ドレスも"成長した藤堂ユリカ"に着てもらう為につくられたもの。大好きなデザイナーさんの想いが詰まったプレミアムドレスをまとって自信満々に歩くランウェイステージがとにかくかっこよくて！初登場の時とは違う、内側から溢れる自信を表現しました！」

　母親との共同作業で完成させた衣装、ワイヤーを仕込んで体現した理想のツインテール、キャラクターの魅力が凝縮された場面のポージングを再現…。猫乃うたさんはステージで最高の輝きを放つために、舞台裏で努力を惜しまず作品作りに情熱を注ぎ続けた。その姿勢は、アイドルとしての個性を輝かせるために徹底して努力を続けた藤堂ユリカの物語と重なる。

　ゴスロリアイドルとして徹底したキャラクター性と努力の軌跡で不動の人気を誇る「ユリカ様」のように、猫乃うたさんもコスプレイベントという華やかなステージでますますカメラマンのまばゆいフラッシュを浴びていきそうだ。

（コスプレ図鑑取材班）