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【玉ノ井親方 視点】貴景勝は苦しい。もう負けて元々と開き直って取るしかない

スポニチアネックス / 2024年7月17日 19時53分

<大相撲名古屋場所4日目>翔猿に敗れ、3敗目となった貴景勝(撮影・井垣 忠夫)

 ◇大相撲名古屋場所4日目 ○翔猿(送り投げ)貴景勝●(2024年7月17日 ドルフィンズアリーナ)

 貴景勝は最後の一押しが出ない。

 小兵の翔猿を土俵際まで押し込みながら、相手が低い体勢で立て直そうとした時に、一瞬引くような形になってしまった。懐に入られたらまずいと思ったのだろう。しかし、あの場面はがむしゃらにでも前に出ていくべきだった。それをためらったために体勢を崩してしまった。

 力が出ないのは胸や首のケガの影響だろう。稽古も十分にできていない印象だ。休場が増え相撲勘がにぶっていることも流れを悪くしている。

 体も大きくなりすぎだ。元気な頃よりも増えているのではないか。重くなれば押されにくくなる。突きの重さも出る。だがその半面、動きは悪くなる。取っている時に脇が空きやすくなるのはそのせいだ。脇が空くと相手に中に入られやすくなる。それを防ぐためにも体重を絞った方が良い。

 現状のままでは今場所のカド番脱出は苦しい。だが、今場所出てきたということは、首や胸のケガはもう大丈夫だと判断したからだろう。だったら、開き直って取るしかない。負けて元々という気持ちで前に出て、圧力をかける相撲を取るしか突破口は見い出せない。  (元大関・栃東)

  

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