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聡ノ富士が江戸の華に並ぶ歴代最多637回目の弓取り「この日を目標にやってきた」

スポニチアネックス / 2024年7月17日 22時11分

弓取り式を行う聡ノ富士

 ◇大相撲名古屋場所4日目(2024年7月17日 ドルフィンズアリーナ)

 序二段の聡ノ富士(47=伊勢ケ浜部屋)が結びの1番の後に通算637回目の弓取り式を行い、「輪湖時代」の名弓取りだった江戸の華の持つ歴代最多記録に並んだ。

 前任の水口(祥鳳)の後を継いで、13年初場所から弓取りを務めた。途中で他の力士と交代しながら約11年半で金字塔に到達。この日も無難にこなして4日目の土俵を締めた。「この日を目標にやってきました。昨年の名古屋で肺の病気で倒れ休場したこともあったけど、うれしいです」と感慨深げだ。興行の最後を締める重要な役割だが、これまで弓を落としたことは一度もない。「メリはりをつけてやること、所作のひとつひとつに意味があるので、そこを意識した」。一番の思い出を問われ「天覧相撲で務めたこと」と振り返る。

 日馬富士、照ノ富士の付け人を務め、居反りの名手でも知られる。力士としては今後も自身の体が続く限りは大役を続行することを宣言。「1回でも多くできるように頑張りたい」と意欲を見せた。

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