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創部6年目の新鋭、福岡大若葉が初めて8強!! 昨夏準Vの東筑に快勝 キーワードは「当事者性」

スポニチアネックス / 2024年7月18日 5時32分

<福岡大若葉・東筑>初のベスト8進出を決め喜ぶ福岡大若葉ナイン(撮影・杉浦 友樹)

 ◇第106回全国高校野球 福岡大会5回戦 福岡大若葉7―1東筑(2024年7月17日 久留米)

 福岡大会は17日、5回戦6試合が行われ、ベスト8が出そろった。福岡大若葉は東筑に7―1で勝利し、創部6年目にして初の8強入り。2番で主将の藤川純乃介(3年)が先制の左越え二塁打を放つなど、3安打2打点と活躍した。

 ノーシードだが、この強さは本物だ。福岡大若葉が昨夏準Vの強豪・東筑に快勝。九州産との2回戦に続くシード撃破だ。3安打2打点で貢献した主将の藤川は「まだ実感が湧いていないけど、うれしい気持ちが一番」と白い歯をこぼした。

 土井誉仁監督に主体性よりも強い「当事者性」を植え付けられてきた選手たちは3回まで無安打に抑えられても焦らなかった。「前半は大事ですけど、最後に勝たないと意味はない。種まきみたいな感じ」と藤川。ベンチ内では打ち終えた打者が「直球が多い」などと相手投手の情報を共有し、中盤以降の“収穫”へ準備した。藤川が4回無死一塁で左越えに先制二塁打を放ち口火を切る。「ここで打たないと流れは良くない。思い切って一振りにかけた」。5回には2本の適時打など6安打を集中して一挙5点を奪った。

 投手起用にも選手の意思が反映された。先発は1年生のトルネード左腕・川村隆之祐だった。これまで先発では短いイニングしか投げなかったが、自己最長の6回0/3を5安打1失点に抑える力投。土井監督は試合中に主将と副主将から「(早い回で)継投しないでください」という声を受けて採用した。指揮官は「守りやすいということだった。(選手たちが)継投の意思も出してくる。点取られても取り返しますからと言っていた」と選手の成長を感じていた。

 初の頂点まであと3勝だ。創部6年目の新鋭が激戦区・福岡のダークホースになっている。 (杉浦 友樹)

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