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アスレチックス・ミラー 球宴史上最速の166・7キロ記録 三振の大谷も「素晴らしかった」

スポニチアネックス / 2024年7月18日 1時33分

ア・リーグのミラー(AP)

 ◇オールスター・ゲーム ア・リーグ5―3ナ・リーグ(2024年7月16日 アーリントン)

 勝利投手となったアスレチックスのミラーが、5回にターナーへの初球で球宴史上最高球速となる103・6マイル(約166・7キロ)を記録した。正式な計測が08年に始まってからの最速は15年のチャプマン(現パイレーツ)の記録で、これを0・2マイル塗り替え「クールだね」と表情を緩めた。西地区最下位に沈むチームで防御率2・27、15セーブと奮闘する25歳。大谷からも空振り三振を奪い、最後はスライダーにバットが空を切った大谷も「素晴らしかった」と手放しで称賛した。

 ≪初選出のデュランがMVP≫初選出されたレッドソックスの27歳の外野手デュランがア・リーグを勝利に導き、MVPに選ばれた。ジャッジに代わって5回の守備から中堅で出場。その裏2死一塁で、グリーンから右中間席に勝ち越しの決勝2ランを運んだ。両親らが見守る中、会心の一打を放ち「言葉で言い表せないよ」と喜んだ。4年目の今季は打率.284、10本塁打、41打点と飛躍しており、チームも上昇気流に乗る。球団レジェンドであるテッド・ウィリアムズの名前が冠された球宴MVPの受賞は、レ軍では08年のJ・D・ドルー以来、16年ぶり5人目となった。

 ≪大谷から洗礼もホーク「最高」≫ホークは3回から3番手として登板も、無死一、二塁から大谷に手痛い一発を浴びた。カウント2―0からストライクを取りにいった甘い88・7マイル(約143キロ)のスプリットを捉えられ「もっと低めでも良かった」と悔やんだ。「どんな打線でも、上位との対戦はもっと注意しなければいけない」と初選出の球宴の洗礼を受けた。ただ28歳で初めての大舞台を満喫もした様子。「人生で最高の48時間だった」と最後は笑顔だった。

 ≪元阪神・スアレスも初の舞台で躍動≫パドレスのスアレスも初選出された舞台で完璧な投球を披露した。7回から8番手で登板し、ウェストバーグ、グリーンを2者連続三振に仕留めた。100マイル(約161キロ)を超える速球を連発し、わずか8球で料理。16~19年はソフトバンク、20、21年は阪神でプレーした右腕は、前半戦は4勝1敗22セーブ、防御率1・67の安定感を誇った。球宴でも圧巻の内容で、後半戦へ向け弾みをつけた。

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