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カブス・今永「本当に夢のよう」パーフェク投!日本投手では野茂以来29年ぶり新人球宴登板

スポニチアネックス / 2024年7月18日 1時33分

4回、登板する今永(撮影・西尾 大助)

 ◇オールスター・ゲーム ナ・リーグ3―5ア・リーグ(2024年7月16日 アーリントン)

 カブス・今永はナ・リーグ投手でただ一人の3者凡退に封じた。同点の4回に訪れた球宴初登板。21年本塁打王ゲレロは4球全て直球で勝負し、3球目の空振りではすっぽ抜けたバットが宙を舞った。ラッチマンを空振り三振、セミエンは左直。「無失点で終えて凄いうれしい。大谷君の本塁打を無駄にしたくないと思っていた。投げている時は本当に夢のようだった」。初々しい言葉とは裏腹な、堂々たる15球だった。

 ルーキー日本投手の球宴選出は6人目だが、実際に登板したのは95年の野茂英雄以来、29年ぶり2人目。球場こそ異なるが、同じテキサス州アーリントンが舞台だった。「トップ選手が一人一人ウオーミングアップして、しっかり準備している。フィジカルで劣る自分は準備を適当にできないなと勉強できた2日間だった」。大きな経験と刺激、さらに成長する糧を得た。

 投球以外にもこだわった。使用した登場曲は「Be Like Mike(マイケルのように)」。バスケットボール界の神様マイケル・ジョーダンが出演したCMで使用された曲だ。今永がコーヒー店で注文する時に使う名前は「マイク」。本拠ロッカーのプレートは「MIKE IMANAGA 2(マイク今永2世)」となっており、「マイク」へのオマージュを込めた粋な演出だった。

 ブルペン投球中には大谷の先制3ランが飛び出し、口を開けて驚いていたが「彼はこの場でもさらにスターになってしまった。ちょっとジェラシー」。そう笑いを誘うと、最後は「ユニホーム脱いだ時、メジャー1年目でオールスターでこういう経験したなって思い出がよぎると思う」と感慨深げだった。この日の帽子は米野球殿堂博物館に寄贈される。最高の経験を胸に後半戦に向かう。(杉浦大介通信員)

 ≪日本投手無失点投球は8人目≫日本投手の登板は21年大谷以来、9人目で10度目。無失点投球は、95年野茂、01年佐々木、07年斎藤、14年ダルビッシュ、同年上原、19年田中、21年大谷に続き8人目となった。球宴で複数回登板は01、02年の佐々木だけで、02年は1回3安打2失点だった。

 ≪レッドカーペット「ふかふかしている」≫レッドカーペットショーでは今永は藍色のジャケット、白のシャツを合わせたシンプルなスタイルで登場した。「(カーペットが)ふかふかしているな、という感じ」と軽口交じりに笑顔だった。前日の大谷とのやりとりについては「成功者の道を聞くことが、僕のここ(メジャー)での成功にもつながる。全てのことを聞きました」。多くの写真撮影にも応じ、華やかなステージを満喫していた。

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