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阪神・岡田監督 打線テコ入れ実らず攻守に「チグハグ」 野手5人入れ替えで先制も大竹粘れず逆転負け

スポニチアネックス / 2024年7月18日 5時17分

<巨・神>厳しい表情で戦況を見つめる岡田監督(撮影・大森 寛明)

 ◇セ・リーグ 阪神3-4巨人(2024年7月17日 東京D)

 阪神は17日、首位・巨人に逆転負けし、2・5ゲーム差に広げられた。岡田彰布監督(66)は、就任後初めて近本と中野を同時にベンチスタート。打線テコ入れ策で今3連戦最多の3点を挙げたものの、先発の大竹が2度のリードを守れなかった。木浪の離脱後、遊撃を務めた小幡が左太腿裏を負傷したことなどもあり、「チグハグ」の言葉を連発した。中日戦に続く2カード連続負け越しで貯金は2に目減りした。

 岡田監督は逆転負けに、5回も「チグハグ」と口にした。思うように試合が進まない心境を言い表した。

 「点を取るために」就任後初めて近本と中野をスタメンから外した。中野が入団した21年以降、故障や病気以外で2人が同時にベンチスタートをするのは初だった。前日のオーダーから野手を5人替え、1番・野口、2番・植田、3番・渡辺、6番・豊田という奇襲の右打線で、先発左腕・井上攻略を図った。

 同点の5回1死一、二塁で、その井上をマウンドから引きずり下ろすことに成功。代わった船迫に代打・近本をぶつけて安打を呼び、渡辺の適時打で再度、勝ち越した。5回の守備から中野、6回に前川を代打起用し、試合の前半と後半でガラッとメンバーを変えた。「最初からそのつもりやんか」と采配で打線に活を入れて3点を奪い、「今日なんか、点を取った方やで」と成果を見せた。

 しかし、直近3試合は1点ずつしか取られず、投手陣を支えていた先発・大竹が、つかまった。投打の歯車がかみ合わず、「途中、ボールが高くなったもんな。後手後手で、チグハグなるわな」と、こぼした。

 最も誤算だったのは、小幡のアクシデントだ。5回1死一、二塁。近本の右前打で二塁から本塁に突入してアウトになった一連のプレーで、左太腿裏を負傷した。仮に痛めていなければ「あれ、普通に走ってたらセーフやろ」と指揮官。渡辺の適時打の前に1点を追加した可能性がある。

 6月15日ソフトバンク戦で死球を受けて左肩甲骨を骨折した木浪に代わって遊撃を務め、課題の打撃でも成長著しい姿を見せていた小幡の負傷は痛恨。「肉離れや」と説明したものの、きょう18日にも病院で正式な診断を受ける。1軍登録を外れる公算が高い。

 首位・巨人に1・5ゲーム差で敵地に乗り込み、中日戦に続く2カード連続負け越しで2・5差に広げられた。貯金は2に減少。上昇気流に乗って後半戦に向かうためにも、球宴前最終カードとなる19日からの広島3連戦(甲子園)は、必勝だ。(倉世古 洋平)

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