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阪神・大山が岡田以来の快記録…フォア・ザ・チームの精神で積み上げてきた結晶

スポニチアネックス / 2024年7月18日 5時17分

<巨・神>2回、先制の適時二塁打を放つ大山(撮影・藤山 由理)

 ◇セ・リーグ 阪神3-4巨人(2024年7月17日 東京D)

 試合後、阪神・大山は悔しさを押し殺しながら言葉を紡いだ。「また明後日(19日)、試合があるので、しっかり準備したいと思います」。チームは逆転負けで、宿敵・巨人に負け越し。そんな敗戦の中にあって、主砲としての存在感は示した。

 「まずは先制することができて良かった」

 0―0で迎えた2回無死二塁だ。カウント1―2から井上のフォークを巧みに拾った打球は左中間で弾み、二走・佐藤輝を本塁へ迎え入れる適時二塁打となった。前日16日から自身、前を打つ4番・佐藤輝、8番・小幡以外のスタメンが大シャッフルされ、オーダー発表では虎党もザワついたほど。その不安を背番号3のバットが振り払った。それだけではない。なおも2死二塁、小幡の左前ポテン打では、持ち前の全力疾走で2点目の生還も果たした。周囲の顔ぶれが変わっても、ブレずに役割を遂行した。

 三塁側ベンチへ戻ると、珍しく満面の笑みを浮かべながら佐藤輝と喜びを分かち合うハイタッチを交わした。先制打となった一打で今季30打点目。実は入団から8年連続30打点以上は、球団では現監督の岡田彰布がマークした12年連続以来となった。かねて「チームの勝利打点にこだわっていきたい」と話す大山。常にフォア・ザ・チームの精神で積み上げてきた結晶を8年へと伸ばし、指揮官の背中を追う。

 さらに1点ビハインドの6回先頭では泉の148キロ直球を引っ張って左前打を放ち、今季14度目のマルチ安打もマーク。これで5試合連続安打とし、その間の打率.438(16打数7安打)、5打点と好調を維持する。

 19日からは1.5ゲーム差で追う2位・広島と相対する前半戦ラスト3連戦。宿敵に負け越した鬱憤(うっぷん)は、誰よりも勝利へ導く一打を渇望する背番号3のバットが晴らしてくれるはずだ。(石崎 祥平)

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