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巨人・岡本和 4番の仕事!15度目勝利打点 球宴前では83年原以来41年ぶり

スポニチアネックス / 2024年7月18日 5時32分

<巨・神>5回、適時二塁打を放つ岡本和(撮影・藤山 由理)

 ◇セ・リーグ 巨人4-3阪神(2024年7月17日 東京D)

 巨人・岡本和真内野手(28)が17日、阪神戦の5回1死一塁から決勝打となる勝ち越しの中越え二塁打。両リーグトップの勝利打点15は、球宴前では83年原辰徳以来球団41年ぶりとなった。攻撃型オーダーで今季初めて左翼で先発した一戦で2安打1打点。リーグトップの打点を54に伸ばし、連勝と今季最多タイの貯金7に貢献した。

 一塁ベンチを飛び出した背番号25が走った。一塁を越え、三塁を越え…。岡本和が向かったのは、今季初の左翼。お立ち台ではこう笑わせた。

 「試合中あんまり汗かかないんですけど、今日はめちゃくちゃ汗かきました。ベンチからレフトまで距離長いんで…」

 3度の守備機会を無難にこなし、8度往復した左翼。守り慣れた三塁と比べ「2倍以上(距離が)ある。それが、もしかしたら体が動いていい流れになったかも」と振り返った。5回に同点に追いつき、なおも1死一塁。「ランナーをためることを意識した。それが長打になって良かった」とつなぐ意識だったが、思いのほか体が切れた。左腕・大竹の入ってくる130キロのカットボールに、差し込まれずバットが走った。左中間フェンス直撃の逆転適時二塁打。2戦連続、両リーグトップの15度目の勝利打点だ。

 準備には時間を惜しまない。11日に阿部監督が左翼起用構想を明かし、翌日には早くも新調した外野用グラブで練習を開始。この日も、中堅のヘルナンデスと入念に連係を確認した。私生活でも準備を欠かさないタイプ。評判の飲食店を聞けば、まずメニューや口コミをしっかりチェックする。行ったことがある人がいれば、感想を求め下調べは欠かさない。事前にできうる限りの手を尽くすのが岡本流だ。

 三塁・坂本、一塁・大城卓を起用する攻撃的布陣の岡本和の左翼に「守備は目をつぶると言った。大城(卓)が打撃好調な分、外せなかったというのもあって」と阿部監督。フェンスにぶつかるハッスルプレーも見せ、9回は一塁に入り好守で応えた。

 主砲が4カード連続の勝ち越しに導き、今季最多タイの貯金7。「一打席一打席、少しでも打てるようにとやっているので続けていきたい」と岡本和。首位固めへ、どこを守ってもどっしり構える4番がいる。(小野寺 大)

 ▽83年の巨人・原辰徳 4番・三塁で出場した4月9日の開幕戦(対大洋)でいきなり決勝二塁打。その後もV打を量産し前半戦だけで15の勝利打点をマーク。最終的には20まで増やし、当時はタイトルだった最多勝利打点を前年に続き獲得した。また、キャリアハイの103打点で初の打点王にも輝き打率.302、32本塁打で優勝に大きく貢献。MVPも受賞した。

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