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西武・青山 誕生日前祝いだ!完封でプロ1勝 2年目右腕が自力CS消滅危機救った

スポニチアネックス / 2024年7月18日 5時32分

<西・オ>プロ初勝利を飾り渡辺監督代行(右)と笑顔を見せる青山(撮影・白鳥 佳樹)

 ◇パ・リーグ 西武6-0オリックス(2024年7月17日 ベルーナD)

 プロ初勝利を初完投初完封で飾り、最高の前祝いになった。西武・青山は19日が24歳の誕生日。名前は「美夏人(みなと)」。夏に港のある横須賀で生まれ、母・久美さん(53)の名前からも「美」を取って名付けられた。

 「誕生日前に初勝利できて、とてもうれしい。ここまで長かった。凄い興奮して、気持ちが高ぶっています」

 22年のドラフト4位右腕。今季から先発に転向し通算43試合目、先発は4度目だった。最速147キロの直球とカーブの緩急で打者を差し込み、三塁を踏ませず3安打完封。球団で初勝利を完封で挙げるのは、11年5月6日楽天戦の牧田和久以来13年ぶりだ。

 久美さんによると、幼少期は仮面ライダーとポケモンカードが大好きで「母の日には必ずメッセージをくれる優しい子」だという。昨年、初任給では両親をレストランに招待し、ステーキをごちそうした。だが、プロ生活の始まりは順風ではなかった。初登板だった昨年3月31日のオリックスとの開幕戦の9回。いきなり抑え起用されたが、森に同点ソロを浴び延長の末にチームは敗れた。「頭から消しちゃいけない。ずっと残っている」という苦い記憶。この日の9回2死ではその森をカーブで右飛に仕留め、右手を握った。

 練習の厳しかった亜大では12月から約3カ月間、200球の投げ込みを週5日も敢行。4年春に4、秋に3の計7完投を誇る。渡辺監督代行兼GMには「亜大だから大丈夫だろ!」と9回も送り出された。「最後まで必死で気持ちで投げました。めちゃくちゃ気持ちいいです」。106球の熱投。負ければ自力CS出場の可能性が消滅する試合を救った。(神田 佑)

 ◇青山 美夏人(あおやま・みなと)2000年(平12)7月19日生まれ、神奈川県横須賀市出身の23歳。小3から野球を始め、中学時代は横須賀シニアに所属。横浜隼人では2年秋からエースを務め、亜大では4年春にリーグ戦で6勝を挙げMVP、ベストナイン。22年ドラフト4位で西武入団。1メートル83、94キロ。右投げ右打ち。

 ≪球団では牧田以来13年ぶり≫青山(西)がプロ初完封初勝利。プロ初勝利を完封で飾るのは5月15日広島戦で初登板初完封を達成した松本健(ヤ)以来。西武では11年5月6日楽天戦の牧田和久以来13年ぶりとなった。

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