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朝乃山「左膝前十字靱帯断裂、左膝内側側副靱帯損傷、左大腿骨骨挫傷」「約2カ月間の加療」診断書提出

スポニチアネックス / 2024年7月18日 9時44分

負傷し、車いすで会場を後にする朝乃山

 ◇大相撲名古屋場所5日目(2024年7月18日 愛知・ドルフィンズアリーナ)

 日本相撲協会は18日、東前頭12枚目・朝乃山(30=高砂部屋)が5日目から休場すると発表した。提出された診断書には「左膝前十字靱帯断裂」「左膝内側側副靱帯損傷」「左大腿骨骨挫傷」「約2カ月間の休務加療を要する見込み」と記されていた。

 前日の一山本戦で左膝を負傷。押し込まれて踏ん張った時、内側に入るように折れ曲がって倒れた。自力で立ち上がれず車椅子に乗って花道を引き揚げ、ハイパーレスキュー隊の特殊災害対応車で病院へ搬送された。この日朝、報道陣に対応した師匠の高砂親方(元関脇・朝赤龍)によると「手術しないと靱帯はつながらないので緩んでしまう。手術すれば(復帰まで)半年はかかる」という。

 前十字靱帯の再建手術を受ければ、一般的には競技復帰まで半年以上かかるとされる。最近では、昨年春場所で右膝前十字靱帯を断裂して再建手術を受けた若隆景がその後3場所連続全休で関脇から幕下まで転落した例がある。朝乃山は秋場所から全休が3場所続けば三段目転落も余儀なくされる。大関から不祥事による6場所出場停止で三段目まで番付を下げ、三役まではい上がったものの再び逆戻りとなってしまう。

 朝乃山の休場は、幕内に復帰した昨年夏場所以降5度目。昨年名古屋場所で左上腕二頭筋を部分断裂、秋巡業で左ふくらはぎを肉離れ、今年に入って初場所で右足首を捻挫、春巡業で右膝内側側副靱帯を損傷…。相次ぎケガで、相撲人生最大の窮地に立たされた。

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