昨季完全試合のドミンゴ・ヘルマンがパイレーツ退団と米報道 昨年はヤ軍でアルコールトラブル→FA

ドミンゴ・ヘルマン（AP）

　パイレーツとマイナー契約を結んでいるドミンゴ・ヘルマン投手（31）が球団との契約を破棄し、退団したと17日（日本時間18日）、パ軍の地元紙「ピッツバーグポストガゼット」が報じた。

　ドミニカ共和国出身のヘルマンは、昨年6月のアスレチックス戦で史上24人目の完全試合を達成。ヤ軍では99年7月のデービッド・コーン以来24年ぶり4人目の快挙で、100球未満での完封「マダックス」での偉業となった。

　ただ、19年に18勝しながら、9月に家庭内暴力で81試合の出場停止処分を科され、20年シーズンを棒に振るなど私生活で度々トラブルを起こし、20年7月にはSNSで引退を示唆したこともある。昨年も8月に泥酔状態でクラブハウスで大暴れ。その後、アルコール依存症の治療のため制限リスト入りし、シーズンが終わり、FAとなった。

　今季はパイレーツと1年150万ドル（約2億2000万円）でマイナー契約を結んだ。マイナーでは11試合に登板し4勝4敗、防御率5・13。メジャーでの登板は1度もなかった。