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【羽生結弦さんプロ2年の軌跡(2)】表現したいことの根幹に「生きることに対しての祈り」

スポニチアネックス / 2024年7月19日 6時2分

プロ転向2周年を迎えた羽生結弦さん(撮影・小海途 良幹)

 フィギュアスケート男子の五輪連覇者でプロとして活動する羽生結弦さん(29)が19日、プロ転向2年を迎えた。初の単独ツアー「プロローグ」や東京ドームツアー「GIFT」、2年目の「RE_PRAY」など、アイスショーでは異例ずくめの単独公演を数々成功。プロ3年目、12月には30歳を迎える節目に、2年の軌跡、今後の可能性について語り尽くした。以下は一問一答。

 ――2年間の一番の思い出は。

 「思い出はいっぱりありますね、やっぱり。どれか、これだけ!ということはさすがに言えないですが、それくらい、いろんなたくさん貴重な経験をしました。何より直近であった『RE_PRAY』での歓声や、そこで受け取っていただけたという実感みたいなものは、今、絶賛、製作活動中ですけど、やっぱり何か自分の頑張っていくモチベーションや原動力にずっとなっていますね」

 ――製作活動中とは。新たなものか?

 「もちろん何か新しいプログラムをつくったりもしています。自分を表現したいことについての深掘りをまた始めてます。やっぱり一人でずっとやっているので、どうしても自分の中からにじみ出てくる感情がある意味、偏ってしまうというか。自分の思想自体も、根本的にはそんな変わらないというか、引き出しもそんなに増えてこないんですけど。やっぱり『RE_PRAY』での経験、そういったものが原動力となって、また新しい感情が生まれたり、また新しい表現が生まれているなという実感は強くあります」

 ――今後もアイスストーリーは自問自答しながらテーマを作っていくのか。

 「自分が『RE_PRAY』をつくるにあたってもそうですし。『Goliath』だったり『アクアの旅路』だったり。いろんなプログラムを振り付けしていく時もそうなんですけど。基本的には根本に、生きるということが存在しているのかな。あとは、生きることに対しての祈り、が常に存在しているのが、自分が表現したいことの根幹にあると思いますね。それにプラスアルファで何を伝えたいか。また、何を深掘りしていくのかということが、その時々のプログラムによっての顔の見せ方が違うのかなと思います」

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