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阪神・木浪 昇格準備OK 2軍戦先発で軽快守備「自分の役割は分かっている」

スポニチアネックス / 2024年7月19日 5時17分

<ウエスタン 神・オ>初回1死一塁、木浪はオリックス・ゴンザレスの遊ゴロをさばく(撮影・後藤 大輝)

 阪神・木浪聖也内野手(30)が、きょう19日の広島戦(甲子園)で1軍に昇格する。この日は最終調整としてウエスタン・リーグのオリックス戦(杉本商事)に「2番・遊撃」で出場。2打数無安打ながら守備では軽快な動きを披露するなど復帰へ向けた準備完了をアピールした。首位・巨人をゲーム差2・5で追う猛虎。「恐怖の8番」が、前半戦最後の3連戦でチームを上昇気流に乗せる。

 灼熱(しゃくねつ)の舞洲で、木浪が昇格準備を整えた。最終調整の舞台はウエスタン・リーグのオリックス戦。「2番・遊撃」で出場して守備では軽快な動きをみせた。打撃でも持ち前のチャンスメークを発揮して最終テストを終えた。

 「あとはやるだけ。どうすればいいかという自分の役割は分かっている。準備して臨みたい」

 初回1死走者なしで回ってきた1打席目は、際どいボールを見極めて四球で出塁。直後の1死一塁で迎えた守備では3番・ゴンザレスの当たり損ねの打球に猛チャージをかけ、一塁へのジャンピングスローで観客を沸かせた。以降の打席は一ゴロ、左飛で予定の3打席を消化し、4回の守備から交代した。

 前日17日の巨人戦(東京ドーム)で小幡が試合中に左太腿裏を負傷。当初、1軍首脳陣は球宴明けとなる26日の中日戦(甲子園)から木浪を1軍復帰させる予定だった。しかし前夜の試合後に岡田監督は「(19日から)上げる予定やん」と緊急昇格を明言した。

 6月15日のソフトバンク戦で死球を受け、左肩甲骨を骨折しても、この約1カ月を無駄にはしていない。早出の特守に始まり、個別の1時間特守を何度も行うなど徹底的に下半身をいじめ抜いた。戦列を離れるまでの打率は・209、1本塁打、13打点。昨季、18年ぶりのリーグ優勝と38年ぶりの日本一を支えた「恐怖の8番」からしてみれば少し寂しい数字でも“ミニキャンプ”で土台づくりは完了した。

 「(予定より早い昇格は)想定してずっとやっていた。下でしかできないような取り組みというのもできた。自分にとっては良い1カ月になったのかなと。ここからが大事」

 前半戦最後の3連戦となるきょう19日からの広島戦。前半戦を気持ち良く終わるためには、木浪の力が必要だ。(石崎 祥平)

 《木浪の経過》

 ★6月15日 ソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)9回にヘルナンデスの投球を背中に受ける死球で交代。試合後に病院で「左肩甲骨の骨折」と診断。

 ★同16日 出場選手登録を抹消され帰阪。

 ★同18日 鳴尾浜球場でリハビリ開始。

 ★7月11日 岡田監督が球宴明けの1軍復帰の見通しを示唆。

 ★同16日 ウエスタン・リーグのオリックス戦(杉本商事)で31日ぶりの実戦復帰。

 ★同17日 巨人戦(東京ドーム)で遊撃・小幡が左太腿裏を負傷。岡田監督が木浪の復帰前倒しを決定。

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