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U23 V候補フランスに1-1 譲瑠チマ芸術弾で先制も シュート数1対18…守備面で課題

スポニチアネックス / 2024年7月19日 4時47分

U―23日本代表のMF藤田

 ◇U-23国際親善試合 日本1-1フランス(2024年7月17日 トゥーロン)

 パリ五輪日本代表は同フランス代表との国際親善試合に臨み、1―1で引き分けた。五輪前最後の一戦は劣勢の中、前半25分に主将のMF藤田譲瑠チマ(22=シントトロイデン)が得意のショートカウンターから鮮やかな先制弾を決めた。優勝候補を相手に押し込まれる時間帯が続き、守備面での課題も出たが、メダル獲得に向けて大きな手応えを得た。1次リーグD組の初戦は24日(日本時間25日未明)、パラグアイと激突する。

 主将の藤田がパリでの進撃を予感させる一撃を決めた。前半25分、日本の武器、ショートカウンターが発動する。藤尾が高い位置で奪い、三戸がヒールで藤田へつないだ。最後は冷静に右足を一閃(いっせん)。完全アウェーの敵地を沈黙させた。

 日本のシュートはこの1本のみ。それでも藤田は「そういう試合は本戦でも増えると思う。決めきることは自分たちの強みにもしたい」と胸を張った。金メダル候補相手にも日本の武器が有効なことを示してみせた。

 一つ間違えば、大敗もあり得た一戦。活を入れたのも藤田だ。得点の2分前。不用意なキックミスを犯したGK小久保をすかさず叱責(しっせき)。主審が試合を止めたため失点はしなかったが「流されていたら失点していた可能性もあった場面」と藤田。攻め込まれ続けても耐えられたのは藤田の言葉があったからだ。

 小学生時代からキャプテンシーあふれる少年だった。町田大蔵FC時代の恩師、市川雄太コーチは「元々、声で引っ張る選手だった」と話す。活動の基本は土日だったが、平日の放課後には自ら作った連絡網で「〇時にグラウンドに集合ね!」と仲間を集め、独自に練習を重ねた。まさに司令塔だった。

 1対18のシュート数が示すように内容では圧倒された。藤田は「簡単に間を通されてしまうシーンが多かったのでもう一度再確認する」と前を向いた。フランスの地で得た手応えと教訓を胸に56年ぶりのメダル獲得へ、主将が道を切り開く。

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