松山英樹 全英オープン初日は75で82位と出遅れ

全英オープンに出場した松山英樹（AP）

　◇米男子ゴルフツアー全英オープン　第1日（2024年7月18日　英国トルーン　ロイヤルトルーンGC＝7385ヤード、パー71）

　今季メジャー最終戦が開幕し、21年マスターズ覇者の松山英樹（32＝LEXUS）はバーディーなし、4ボギーの75で82位と苦しい滑り出しとなった。

　ショット、パットともに苦しい一日となった。前半の2番パー4ではグリーン上でウェッジを使用し、残り20ヤードの第3打目をピタリと寄せてパーセーブ。しかし、5番では1・5メートル、6番では2・5メートルのパーパットを外し、連続ボギーで前半は2つスコアを落として折り返した。後半に入り12番で3パットのボギーが先行。15番でもグリーン奥から寄せきれずにボギーを叩いた。

　大会が始まり、練習ラウンドとは真逆の風に多くの選手たちが苦戦。強風に加えて雨脚が強くなる場面もあり、後半にかけて気温はぐんと下がった。この日、パット数は計32パットと精彩を欠き、ショットもフェアウエーキープ率35・7％と本来の実力を発揮しきれなかった。

　開幕前には「良い天気に恵まれることと、やっぱりショットとアプローチはなんとかできそうなので、パッティングがある程度決まってくれれば」と語っていたが、気まぐれな雨と風に翻弄（ほんろう）された。110位発進だった18年大会に並ぶ、全英でワーストの75と厳しいスタートとなったが、第2ラウンドでの巻き返しを目指す。