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体操協会、会長やコーチが「涙」する異例の会見…女子エース・宮田笙子に期待大きく 喫煙&飲酒に無念

スポニチアネックス / 2024年7月19日 14時58分

会見中、涙を拭う原田コーチ(撮影・村上 大輔)

 日本体操協会は19日、都内で緊急会見を開き、体操女子でパリ五輪代表の宮田笙子(19=順大)が代表行動規範に違反したとして代表を辞退したと発表した。喫煙の疑いが浮上した宮田を事前合宿地のモナコから帰国させ、18日に直接聞き取り調査を行った結果、喫煙と飲酒行為が発覚した。女子団体戦は、現在登録されている岸里奈、岡村真、中村遥香、牛奥小羽の4人で戦う。会見では、同協会の藤田直志会長や宮田が所属する順大・原田睦巳監督(日本代表コーチ)が経緯を説明し、涙をぬぐい声を詰まらせる場面もあった。

 会見には同協会の藤田会長、西村賢二専務理事と原田監督らが出席。冒頭、藤田会長は「心からお詫び申し上げたいと思います。本当に申し訳ありません」と深々と頭を下げた。

 協会によると、宮田は喫煙疑惑を受け事前合宿地のモナコから18日に帰国。都内で聞き取り調査に応じた。その結果、6月末から7月にかけて喫煙行為を行ったことが発覚。さらに同時期、トップアスリートの国際競技力を向上させることを目指した施設、味の素NTC(ナショナルトレーニングセンター)内のアスリートビレッジで飲酒行為をしたことも発覚した。

 今月15日に情報提供がモナコの強化本部に寄せられたことで、疑惑が浮上した。翌16日に原田コーチが本人に確認をとったという。宮田は21年東京五輪後に現れた新エースで、22年世界選手権の平均台では銅メダルを獲得し、今年4月の全日本選手権で初優勝。5月のNHK杯では大会直前に左内転筋を痛めるも3連覇を達成し、初の五輪出場権を獲得していた。ともに歩んできた原田コーチは会見中、涙をぬぐい声を詰まらせていた。

 藤田会長は、宮田の違反行為について「選手らは高いプレッシャーにさらされている。協会のサポート体制が不十分だったことも理由の一つ」と、協会側の不備も原因だったとして謝罪した。

 また、会見の最後には「体操協会は多くの方々に支えられております。保護者の方、関係者の方、さらには体操を愛するファン、選手、ここにいらっしゃる報道関係のみなさん。本件に関して、こうした方々の思いを裏切ってしまったというのは本当に申し訳ないことだと思っています」と涙ながらに語り「ただ、現場で頑張っている選手は一生懸命にやっています。ですので、ぜひ、みなさまには現場でオリンピックで頂点を目指している選手たち、国内大会に出場する選手たちに、温かい応援を、引き続き心からお願いしたいと思います」と、声をつまらせながら呼びかけた。

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