オリックス・中嶋政権初の「借金ターン」 指揮官「明日も試合ありますし。諦めているわけにはいかない」

＜オ・楽＞7回を終え、選手交代を告げるオリックス・中嶋監督（撮影・長嶋　久樹）

　◇パ・リーグ　オリックス2ー3楽天（2024年7月19日　ほっともっと神戸）

　オリックスが楽天に競り負け、19年以来5年ぶり、中嶋監督就任後では初の球宴前の「借金ターン」が決まった。

　今季楽天戦4戦4勝だった“キラー”の先発・曽谷が4回に突如乱れ、4回2/3を7安打3失点でこのカードプロ初黒星。打線も2点を返すのがやっとだった。

　中嶋監督は「若いのに（調子を）上げろっていうのも、難しいっちゃ難しい。経験あるやつがしっかり自分の中で上げていかなきゃいけない。それらが打っていたら、若い子らもそれに乗れる」と、主力の奮起を促した。昨年はぶっちぎりVを飾った3連覇王者が一向に浮上できず「悔しい思いをしているとは思うんですけどね。やっていかなきゃいけないんで、これだけは。明日も試合、ありますし。そこで諦めているわけにはいかない。最後までやってほしい」と必死に前を向いた。