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広島・床田で首位返り咲き「何とか踏ん張り切れた」 リーグ単独トップ9勝 全16試合QSの安定感

スポニチアネックス / 2024年7月20日 6時1分

<神・広>ヒーローインタビューを終え、笑顔の広島・床田(撮影・岸 良祐)

 ◇セ・リーグ 広島1ー0阪神(2024年7月19日 甲子園)

 広島・床田寛樹投手(29)が19日、阪神戦(甲子園)に先発し、7回7安打無失点でリーグ単独トップの9勝目を挙げた。スコア1―0の7回は無死満塁のピンチを踏ん張るなど、接戦の中で奮闘が光った。8年目左腕の活躍で、チームは今季甲子園での阪神戦は18年以来、6年ぶりの5連勝。首位の巨人が敗れたため8日以来、11日ぶりに首位に返り咲いた。

 床田は窮地で力を振り絞り、粘り切った。1―0の7回は無死満塁のピンチから坂本を遊ゴロ併殺に打ち取って2死二、三塁とし、木浪との対戦では4球目にこの日最速の151キロを計測すると、カウント2―2から最後は116キロのパームで中飛に仕留めた。

 「本当は最後まで投げたかった。(7回は力を)振り絞るぐらいじゃないと抑えられないと思っていた。何とか踏ん張り切れて良かった」

 一番のヤマ場を乗り越えた左腕は、ホッとした表情を浮かべてチームメートとハイタッチを交わした。7回無失点でリーグ単独のトップ9勝目。粘投が光った。阪神戦の登板は今季5戦目で、相手先発の村上とも5度目のマッチアップとなった。「村上と投げ合うなら接戦になるだろうと思っていた」。試合前時点では直近2試合で初回に先制点を与えていた。この夜は、その反省を生かした。初回に無死一、二塁のピンチを招いたが、森下、佐藤輝、大山の中軸を退け、踏ん張った。3~5回までは一人の出塁も許さず、リズムに乗り、今季登板した16試合でクオリティースタート(QS=6回以上、自責点3以下)を記録。新井監督も「今日も素晴らしい投球でした」と目を細めた。

 前回12日のヤクルト戦後からは直球の球速アップを意識して調整を続けてきた。「最近はカットボール、ツーシームが多くて打者も明らかに137、8キロぐらいのタイミングで待ってる。真っすぐを増やして、球速を上げれば、(直球も)ケアしないといけなくなるから、より遅い球が生きてくると思う」。変化球を生かすため、捻転動作に重きを置いたエクササイズで直球の精度向上に努め、7回の勝負どころで成果を発揮。「この何試合かは(球速が)出なかったので(今日は球速が出て)良かった」と手応えをのぞかせた。

 左腕の活躍でチームは首位に返り咲いた。また今季甲子園での阪神戦は18年以来の5連勝。きょう20日の同戦で勝利すれば、61年の球団記録に並ぶシーズンの甲子園6連勝となる。指揮官も「今年は去年と違って甲子園でも、いい戦いができているので、継続していきたい」と高みを見据えた。(長谷川 凡記)

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