阪神・木浪 1軍復帰も3打数無安打 「まだまだですね。本当に迷惑かけている」

＜神・広＞7回、阪神・木浪は中飛に倒れる（撮影・岸　良祐）

　◇セ・リーグ　阪神0ー1広島（2024年7月19日　甲子園）

　左肩甲骨骨折から1軍昇格即「8番・遊撃」でスタメン出場した阪神・木浪は、3打数無安打に終わった。

　「まだまだですね。本当に迷惑かけている。しっかり明日もあるのでやり返すだけ」

　2回1死一塁で回ってきた1打席目は遊ゴロ併殺に倒れると、続く5回2死の打席は空振り三振。「そこで点数が入って逆転していれば、チームも乗っていけた」と悔やんだのは1点ビハインドで迎えた7回2死二、三塁の一打逆転の場面。カウント2―2から広島・床田のパームをうまく拾ったが、結果は中飛に終わり「自分の責任なので、練習したい」と前を向いた。

　守備では0―0で迎えた5回無死満塁。8番・シャイナーが放った併殺コースの打球が捕球前にイレギュラーし、併殺を完了できない場面もあった。

　この日は、攻守でやや精彩を欠く形になったが、「自分にできることがもっとこれからあると思う。それに向けてやるだけ」と切り替えた背番号0。結果で取り返すしかない。　（石崎　祥平）